ラボ力(その2)

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鳥

 

体外受精に於いて妊娠を成立させるのは、医師の治療力とエンブリオロジストのラボ力との総合力だといえます。

 

 

ラボで働くエンブリオロジストは、普通表に出てきませんのでその実力の評価は難しいのですが、彼らは培養器の精度管理なども行っています。

 

培養器の中の安定度が、体外受精の結果に大きく影響するであろうことは想像に難くありません。

 

 

一般的な傾向として、体外受精は、それを行う件数が多い施設ほど妊娠率が高いという傾向がみられ、その理由のひとつが培養器の安定性だと考えられます。

 

実際の体外受精の培養では、二酸化炭素や窒素、酸素といった気体を一定の割合で培養器内に流しますが、培養器のオン・オフを繰り返しているとなかなか安定しません。

 

件数が多いと常時稼働させた状態にすることができ安定度が増すのです。

 

 

もちろん、体外受精の件数が多いことだけが、単純に妊娠率に反映されているわけではありません。

 

自然周期採卵の1個の卵子を体外受精させ、子宮に戻し、妊娠に至るということには、極めて高い技術が必要なのです。

 

春の花2