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日本産婦人科学会が公表した数字から妊娠率を計算してみると、高度生殖医療を行う施設に於ける2003年の体外受精の妊娠率は、採卵当たり23%です。

 

日本産婦人科学会が報告している1991年の妊娠率には18.1%と15.5%の2つの数字があります。

 

これは、1990年までは尿での妊娠反応陽性をもって妊娠としていたのに対して、1991年からは超音波検査による胎嚢確認をもって妊娠とすると改められたことによります。

 

つまり、15.5%というのは胎嚢確認での妊娠率で、18.1%というのは科学的妊娠を含めた数字です。

 

そして、2003年までの10年間、妊娠率はほぼ横ばいです。

 

 

 

日本産婦人科学会が公表しているデータによると、2003年の1年間に26102組のカップルが、延べ38162回の体外受精の治療を受けています。

 

採卵総回数は36078回でした。

 

そのうちで8300組が妊娠しています。

 

この数値から計算すると、カップル当たりの1年間の妊娠率は31.8%となります。

 

しかし、この中には1年間に2回、3回と体外受精を繰り返しているカップルもいますから、体外受精1回当たりの妊娠率は21.7%、採卵に至った場合の採卵当たりの妊娠率は23.0%となるわけです。

 

 

 

この数字を見ると、ホームページ上に書かれている数字よりかなり低いと思われる方も多いのではないでしょうか。

 

分母が採卵当たりか、治療当たりかで変わりますが、体外受精の妊娠率はおよそ22%前後というのが実情なのです。

 

 

 

更に言うと、こうした統計データは各医療機関からの自主申告によるものですから、22%という数字が水増しされている可能性もあります。

 

 

 

体外受精によって生まれてくる赤ちゃんの数が増えているのは、体外受精を受ける人、つまり分母が年を追うごとに大きくなっているからなのです。

 

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