胚移植

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培養器の中で卵子の受精が確認されると、更に培養を進め、順調に経過すると培養開始から約48時間後に4ないし8分割の分割卵を認めることができます。

 

この分割卵(=胚)を子宮の中に移すことを胚移植といいます。

 

 

分割卵であればすべてが胚移植に適してるわけではありません。

 

妊娠が英率するためには、その分割卵が両王であるかどうかが重要です。

 

分割卵がどの程度良好であるかを形態学的に評価する指標としてVeeckの5段階分類が一般的に使われています。

 

この分類法は分割した各々の細胞の形とフラグメントと呼ばれる小さな細胞質の断片の割意を指標としており、グレード1または2であれば妊娠に適しており、グレード4あるいは5では妊娠がほとんど期待できないとされています。

 

 

胚移植が終了すると、多くの場合黄体ホルモン製剤の補充が行われます。

 

自然妊娠では、排卵した後の卵胞が黄体というものに変化し、そこから黄体ホルモンが多く分泌されるようになります。

 

黄体ホルモンは体温を上昇させ、妊娠を継続させるホルモンです。

 

体外受精では、より妊娠の確率を上げるべく身体の外からこのホルモンを補充するわけです。

 

 

医療として行えるのはここまでで、移植した受精卵が無事着床して妊娠に至るかどうかは、胚と子宮内膜との相性という以外にないのかもしれません。

 

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