不妊治療の止め時

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不妊治療経験者の悩みに

「止め時がわからない」というのがあります。

 

アヤメ2

 

不妊治療を行う医療機関は、

「やめましょう」とはなかなか言い出しません。

 

不妊治療を懸命にやっても

子宝に恵まれないご夫婦は、

奥様の閉経により「強制終了」

というケースも少なくありません。

 

 

ご夫婦揃って大手企業で働かれているあるご夫婦は、

そうなる前にご自身の手で

3年間に及んだ不妊治療に終止符を打たれました。

 

奥様が43歳の時でした。

 

「ぬか喜びと失望の繰り返しに疲れた」そうです。

 

不妊原因が奥様の子宮内膜症にあるということだけでも

傷ついている処へ、

次々と検査と施術の繰り返しで、

心も身体もボロボロになっていたのです。

 

排卵剤やホルモン剤の注射の連続で

お尻はあざだらけで、痛みもありました。

 

薬の副作用でイライラはつのり、

卵巣過剰刺激症候群にもなりかけてしまいました。

 

まさに不妊治療不妊です。

 

仕事と治療の両立にも限界がきていて、

ご夫婦どちらからともなく

「止めようか」ということになりました。

 

 

共通の趣味もお持ちだったこのご夫婦は、

「一生子どもが居なくても、充実した人生はある」と、

昨年すっぱりと不妊治療を止められました。

 

現在は、不妊治療中には考えられなかった

ご自宅の新築の計画をされて

夢を膨らませておられます。

 

新緑2

 

医療の進歩により、

子どもを持つ手段の選択肢は増えました。

ですが、「無限の選択肢」が、

かえって人を苦しめることもあるのです。