赤ちゃんを持てる日を夢見て不妊治療を行っている方は沢山いらっしゃいます。でも、不妊治療は決して楽ではありません。不妊治療がもたらす精神的・肉体的苦痛は、大変大きいものなのです。

アヤメ5

不妊治療が及ぼす肉体的・精神的負担により、かえって子どもができにくくなる現象を「不妊治療不妊」といいます。不妊治療中の女性の間ではよく知られている言葉です。

 

不妊治療の苦しさは、経験された方でないと分からないものだとは思いますが、どの様なものなのでしょうか。経験者の話をいくつかご紹介します。

 

治療を始めて3年、30代半ばの奥様は仕事を辞めました。

 

最年少課長に抜擢されキャリアウーマンとして順調にそのキャリアを伸ばしていたキャリア志向の強い彼女にとって、出世の道を絶つことがどれほどつらいことだったかは想像に難くありません。

 

不妊の検査や治療のために仕事の都合をつけて抜け出したりすることに罪悪感がつのり、配置転換を希望して異動させてもらったのですが、仕事が合わず、仕事と治療のストレスが重なり、心と体を同時に病んでしまわれました。

 

不妊治療を委ねた医者にも恵まれず、2度病院を変えたことも災いしました。

 

デリカシーのない医者の言葉と態度に傷つけられ、また最初から原因は女性にあると決めつけられての検査の結果、その原因も明確に分かりませんでした。

 

 

現在は、最先端で有名な不妊治療専門病院に通われています。

 

ここで分かったことは、不妊の原因が精索静脈瘤という精子の通り道を血管が塞いでしまう夫の病気だということでした。

 

現在は夫の手術を待たれています。原因が分かれば対処の仕方はありますが、原因が分からないもどかしさは本当につらかったと述懐されています。

 

 

たとえ不妊原因が男性にあっても検査、投薬などの負担は女性の方が圧倒的に多いことは理解しておいて欲しいものです。

 

新緑4