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近年、がん患者などを対象に、
抗がん剤投与や放射線治療で卵巣機能が失われる前に、
女性患者から卵子や卵巣を摘出して凍結保存しておき、
がん治療後に本人に移植して自然妊娠を可能にする、
新しい治療が広がりつつあります。

生体組織を液体窒素でマイナス200℃近くで急速保存する
「超急速冷却ガラス化保存法」という技術が開発され、
卵子だけでなく卵巣組織の凍結保存も可能です。


30才代後半からIVF(体外受精)に取り組んでいたにも拘らず妊娠できなかった女性が、
血液のがんである悪性リンパ腫を患い、
治療前に受精卵と片方の卵巣を採取。
治療が一段落した時点でこの受精卵を使って直ぐに妊娠に成功。
卵巣機能を温存させたまま出産に成功した例もあります。
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まだ症例は少ないですが、
将来的に40代不妊患者に広く適用できる
新しい治療法の研究は着実に進んでいます。


日本の不妊治療が
世界的に見ても高水準にあることはうれしい事実です。