『りんごを食べれば医者いらず』といわれるほど栄養価の高いりんご。 そのりんごの抗酸化力(老化やがん・生活習慣病の原因になる活性酸素を除去する)を約9倍にする食べ方があるといいます。
りんごの皮にはカリウムやペクチンに加えて、生活習慣病やがん予防に効果が期待できるとされるポリフェノールが実に比べて多く含まれているため皮ごと食べるのがオススメです。
皮ごと食べることでビタミンEは4倍・ビタミンCは1.5倍摂ることが可能になり、食物繊維の量もUPするのだそう。
りんごの甘味は果糖によるもので、果糖は一度ぶどう糖に変換されてから体内に吸収されるため、砂糖と比較して血糖値が上がりにくいとされています。





《りんごの栄養素》
カリウム、りんご酸、ビタミンC、食物繊維(水溶性=ペクチン、不溶性=セルロース)、ポリフェノール

◎ポリフェノールの1つ〝プロシアニジン〟
[効能]
・紫外線による肌トラブル対策
・抗アレルギー作用や免疫力UP
・脂質代謝制御(内臓脂肪を減らす)
・糖代謝制御
・認知機能の低下抑制





《様々なりんごの食べ方》

◎丸かじり
皮に多く含まれる成分の摂取に加えて、歯の隙間に溜まった歯垢が取り除かれて、歯を清潔に保つ歯磨き効果もある。
さらに、硬いりんごをよく噛んで食べると歯や歯茎が丈夫になる。欧米では自然の歯ブラシと呼ばれる。


◎すりおろし
血栓症の予防などに効果的なペクチンが摂取しやすく食べやすいため、風邪をひいた際や病人食・離乳食に最適。
ジュースもペクチンが吸収されやすくなるほか、胃液の分泌を高めて鉄分の吸収を高め貧血予防に効果的とのこと。


◎スターカット
りんごを横にしてお好みの幅でカットす
ることで断面の中心部分が星型になることから名付けられた切り方。
〝皮をむくのが面倒〟〝皮ごと食べるのが苦手〟という場合にオススメ。〝栄養を無駄なく摂取できる〟〝生ごみを減らすことができる〟〝食べやすい〟などのメリットがあります。





《りんごの抗酸化力を9倍にする食べ方》

それは『焼きリンゴ』
りんごに含まれる水溶性食物繊維〝ペクチン〟は100℃以上で加熱することで抗酸化作用のあるポリフェノールを吸収し、最大9倍にも増加させるといわれているのだそう。
そのほか、りんごは長時間じっくり加熱することで甘みが強くなる上、やわらかく食べやすくなるためオススメ。





《焼きりんご レシピ》
焼きりんごを作る際はオーブンで長時間焼くのが抗酸化力を上げるポイントとのこと。

[材料]
・りんご1個
・バター10g
・アーモンド5粒(必須ではない)

[作り方]
《準備》
・オーブンを130℃に加熱しておく
・りんごは皮ごと洗い水気をしっかりきっておく

①りんごのヘタの部分に切れ込みを入れスプーンでヘタと芯をくり抜く(底までくり抜かないように注意する)

②アーモンドをポリ袋に入れめん棒などで粗く砕く

③くり抜いた部分にアーモンド➡️バターの順で詰める

④オーブンの天板にアルミホイル、またはクッキングシートを敷き③のりんごを置いたら予熱したオーブンにいれ50分ほど焼く

お好みでバニラアイス、はちみつ、シナモンなどをかけても美味しくいただけるとのこと。

※電子レンジで調理する場合
りんごを半分に切り、芯や硬い部分を取り除いた後に耐熱容器に入れてバターや砂糖・シナモンを加えてラップをかけて加熱する。

※フライパンで調理する場合
りんごは皮付きのまま横向きに輪切りして芯をスプーンなどでくり抜き、グラニュー糖をまぶして10分程度置く(出てきた水は残したまま)。フライパンでバターを溶かし、両面を弱〜中火でじっくり焼く。お好みでバニラアイスやミントを添えたり、シナモンパウダーをふったりする。





今回は医者いらずといわれる【りんご】についてご紹介しました。
身近な果物で様々な栄養素が含まれているとなれば是非習慣的に摂りたいですね。
皮をむいてカットしたものをそのまま食べることが多いですが、栄養価が高まる〝焼きりんご〟を是非試してみて下さい。