【腸管カンジダ症】
特に男性に増えている。日本は高温多湿であるため、カビが生えやすい。カンジダ菌は口から入ることもあり、内視鏡検査で食道に見つかることもあるのだそう。
そもそもカビは腸内細菌の1%程度存在していて通常悪さをせず大人しくしているけれども、ストレスを抱えていたり、疲労が溜まっていたりすることで免疫が落ちてくるとカビが増殖して全身に悪影響を及ぼすように。
腸にカンジダが生えると腸のバリア機能が落ち、毒素が入り込みさまざまな部位へ波及していく。このカンジダを除菌しないと症状は改善されないという。
腸内細菌は多数あり、カンジダのみを薬によって除菌するのは難しいこともあり、まずは食事療法でカビを除菌する方法をとるとのこと。
《食事療法》
甘いものを控え、ご飯中心の和食メニューが基本。
カンジダ菌は糖質を好むといわれていて、砂糖を断つことによってカビの増殖を防ぐことができるとのこと。
一生甘いものを摂っていけないわけではなく、何を食べても耐え得る腸内環境にすることが目的であるため、腸管バリアを強くするための食事が和食。その腸カビを減らすための和食にプラスすると良いとされるのが抗菌作用のある〝MCTオイル(中鎖脂肪酸)〟
その他、腸カビを減らすのに一役買うのが〝植物性ミルク〟(豆乳、アーモンドミルク、ライスミルク、オーツミルクetc)
比較的アレルギーを起こしにくく、腸管バリアに対して低刺激とされています。こういった腸カビを減らす食事を続け腸管バリアは正常化するのに3ヶ月程度(目安)を要するとのこと。
今回は【腸管カンジダ症】についてご紹介しました。
腸にカビが生える様子を自分の身体に置き換えて想像すると思わずゾッとしてしまいますね。早めの対処を意識したいところです。
次回は腸管カンジダ症と同様、日本の猛暑の影響で起こるとされる【腸の砂漠化】についてお伝えします。