絶対舌命
●読み: ぜったいぜつめい
●意味; 恋愛問題のピンチの場面で、沈黙に耐えかねて
何か言葉を口にして直面する恐怖から逃れようとすること。
●同音異語;
絶体絶命: 危険や困難からどうしても逃れることができないこと。
追いつめられて進退きわまること。
(資料:大辞林)
●注釈;
かつて、山口百恵は三角関係を歌った「絶対絶命」で
黙りこくる男に無表情に「はっきりカタをつけてよ」と迫った。
男はひと言くちにしてカタをつけた。
椎名林檎は「絶対絶命」でポップな曲調と裏腹に、
男の言葉の儚さを知りつつ静寂に飲み込まれる恐怖を歌う。
沈黙の哀しさ恐ろしさを知っている女の詞だ。
恋愛のトラブルでは沈黙は最大恐怖であるようだ。
その恐怖に耐えかねて、つい言葉を口にしてしまうのは男の方かも。
女にしてみれば、沈黙が最大の武器ということになる。
●御礼: 本日も言葉遊びにお付き合い頂きありがとうございました。
●新語辞典の目次はこちらです。
[end]
*****************************
作家別本の紹介の目次なら
日本人著者はこちら
海外の著者はこちら
*****************************
<----左側の
①「ライブラリーを見る」をクリックし、
②ライブラリの各本の"LINK"をクリックすると
その本を紹介した記事にとびます。