人気blogランキングへ  ← 愛の一押し、ありがとう!


lalunaさんのおススメで読みました

フューチャリスト宣言 (ちくま新書 656)/梅田 望夫
¥735
Amazon.co.jp

ウェブ進化論の梅田望夫さんと、脳科学者の茂木健一郎さんの対談集です。

さすが、お二人とも様々な人生経験と、深い洞察力をお持ちなので、様々な分野にわたって、面白いお話が展開されています。

この本の本論、インターネットが導く未来社会論については、又別の機会に書きたいと思います。


今回は、この本の中の一節から、今の話題のアノ件について思ったことを書こうと思います。


インターネットの世界は、オープン性によってどんどん進化し、多くの人が無償で喜んで情報提供をしている・・・という話から、日本という社会は、この流れと違う社会構造である、と続きます。

茂木「日本は、談合社会ですね。「こうあるべし」という人間の形を決めてそこから外れた者に冷たい。」

梅田「談合社会に入って、仲間になれという圧力が、日本社会のありとあらゆる所でとても強い」


おふたりとも、国際的に活躍されていらっしゃるので、世界と比べた場合の日本の特質を、よくわかっていらっしゃいます。

日本で生まれ日本で暮らし、日本でしか仕事をした事のない人には、こんなに鋭く日本の特性を言い切ることができません。


この会話を読んで、思ったのが・・・アノ事件です。

そう、ジャイアンではなく・・・朝青龍事件

まさしく、最も日本的な組織の日本的な思考・ルールで、「こうあるべき」という形に外れた横綱を許すわけにはいかない、という論理の素に起こった騒動です。

もちろん、相撲は日本の国技だし、相撲協会のルールは、厳粛で、従うべきものです。

ただ、世界という物差しでこの騒動を見ると、きっと、奇異に感じられるのでしょうね。


日本生まれ、日本育ちの我々日本人には、当たり前と思える決定だし、今回の横綱に対する処分について、私個人的には、異議はありません。

属している組織の決めたルールに従えないなら、その組織から出るしかない、と思います。

「強さ」を誇るなら、相撲でなくても、K-1や、プロレスでもいい訳ですから・・・・


ただ、現実問題、ここまで相撲が国際化すると、このような「常識」の違いによる騒動が今後もおこる可能性があります。

外国人が弟子入りしてきたら、このような多くの日本人なら当たり前と思える「談合体質」を、きちんと説明し、理解・納得させる必要が出てくるのでしょう。

しきたりや伝統として、頭ごなしに押し付けるのではなく、教育として、きちんと理解してもらう必要があります。

「談合」というのは、無言の了解、密約です。

いろんな意味で国際化した今、国技といえども、この体質は、通用しないでしょう。

ルールを変える必要があるのではなく、そのルールを誰にでも分かり易く言葉にして、オープンにするだけです。


朝青龍騒動も、もう2週間

新しい展開がないせいか、最近あまり報道もないようです。


やってしまったことは、実際には、いけないことです。

ただ、このまま幽閉しておくことに、どんな発展的な解決があるのかは、疑問だ、と思い始めました。