愛知県の蒲郡市、少し郊外に行くと海と山とが織りなす穏やかな風景があります、その山の中では人目を避けるようにして暮らしている野犬たちがたくさんいます、野犬の成犬たちは賢くて警戒心が強く捕獲することは難しいため、子犬のうちに見つけて保護し人馴れさせて譲渡していく、そんな方法しか野犬を減らしていく方法がありません、そんな中、仲間のひとりが山の中で偶然子犬を見つけました、木枯らしが吹く凍てつく山の中にポツンと佇んでいました、すぐに捕まえて残りの兄妹を探すと4頭を見つけ合計5頭の兄妹子犬を保護することが出来ました。
お腹を空かして山の中をさまよい歩いていた子たち、初めての暖かな部屋ですが怖くて顔を見せる事が出来ません。
少しだけ顔を上げることが出来るようになりました。
あばら骨が浮き出ていた体がたくさん食べて、ぷっくりして来ました。
5頭のうち男の子(右)と女の子の2頭は立ち上がるようになりました。
5頭のうち1頭だけ男の子です、保護した当初は全身傷だらけでした、ご飯を探して竹藪の中を歩いたのだと思います。
女の子たち4頭を守るように前に出ます、お兄ちゃんの心意気でしょうか?
やっと全員が顔を上げるようになりました、まだまだ飢餓感があるのか食事の時はすさまじくケンカをします、手からフードを食べることが出来るようになりました、オモチャで遊ぶことも覚えました。
見つけることが出来なかったら生きてはいない命だったのだと思います、5兄妹がそれぞれに幸せが見つかりますように