【花崗岩(かこうがん)】
別称「御影石(みかげいし)」
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区役所に用事があり、ちょうど屋内に花崗岩が使われていたので…
ちょこっとTERRAを置かせていただきました。
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空間は立ち止まって測れませんでしたが0.10~0.12でした。

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室内の花崗岩、0.147(平均値)

屋外の雨の当たらない場所
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0.150

屋外にある、雨風のあたる部分でも測定してみました
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0.150

あら、屋内も外の花崗岩もどちらも変わらない…???


というのも、
花崗岩はもともと放射線を出す、ということでしたが、
気になっていたのが…

放射性物質がくっつきやすい素材ではないのか?ということです。

気になったので調べてみました。

  『花崗岩の主要構成鉱物は、石英、カリ長石、斜長石、黒雲母白雲母、普通角閃石である。磁鉄鉱、柘榴石、ジルコン、燐灰石のような副成分鉱物を含むこともある。まれに輝石を含む。』 

『一般に,花崗岩には全体として弱い放射能がありますが,これは花崗岩に含まれているThなどの放射性元素によります。』

『雲母類 雲母 (mica) 、イライト (illite) …層の間にカリウムなど金属イオンを強固に吸着。末端破壊部(FES)は、とりわけセシウムを強固に吸着

セシウムはイオン結合します。
榴ヶ岡公園では石段の周りがとりわけ高いとありました。

放射性物質の降下を受けていない花崗岩は、離れればすぐに線量は通常レベルになります。
ですが公園や屋外にある花崗岩には、セシウムがくっつきやすく、
結合が強固なため雨でも流れない、よって線量が高くなるのではないでしょうか?

…と思っていたのですが、室内の花崗岩も屋外の花崗岩もおおむね0.15でした。

最後に、外にあった赤い花崗岩を使った構造物で測定してみました。
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場所①
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0.333

場所②
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0.257

室内外で計測した花崗岩(白)は0.14~0.15で数値が安定していましたが、
屋外で計測した花崗岩(赤)は0.24~0.34で数値のゆらぎが大きく、場所によって変わります。
もしかすると、この花崗岩(赤)がもともと0.24~0.34くらいのエネルギーなのかもしれませんが…。


この近くで計測すると空間は0.14~0.15、平常時と比べると高く出ます。
植物も多いので、そのせいもあるとは思います。

個人的な見解ですが、自然放射性物質はおだやかに放射能を出すのに対し、
セシウムなどの人工的放射性物質はエネルギーが強いため、計器の数字も大きく変動するのでは?


榴ヶ岡公園や、七北田公園では石段があるところが線量が高かったので、
原因は2つ考えられます。
1、もともと石から出る自然放射線量が高い
2、石がセシウムと結合しやすい物質のせいで事故後の線量が高い



γ線を出す物質はセシウム以外にもたくさんありますね。
ただ数字が高いからと驚いたりおびえるのではなく…

線量が高い場合は、原因を考えています。
セシウムであれば効果的な除染方法が必要ですし、
もともとある自然放射線であれば心配をしなくてもいいからです。

まだまだ勉強不足ですので、
子供を上手に守るためにも 私には正しい知識が必要です。


精進します…。