治療で使うツボ | ありがとう「身体」

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なにをするにも体があってのこと。そんな体に関する役立つ情報を東洋医学のプロが発信していきます。病気は自分で治すが基本です。

鍼灸師の免許を取得してからしばらく経絡治療と呼ばれる種類の治療をしていました。

経絡治療にも様々な流派があるのですが、僕が勉強させてもらっていた会では、
使うツボは身体の状態の見立てや日にちによって異なりますが、8つのツボの中から2つ選んで使うのと、後は背中にあるツボを4つほど。
最大に使っても6つです。
これだけでどんな症状でも治療していくわけです。

授業で暗記した沢山のツボ、その中から本当に一握りのみ使用して、どんな症状であっても治療をしていけるという現実。

これを見てしまうと、ツボの効能自体にはそんなに意味はないのではないかと思ったものです。ツボよりも見立てが大事ということです。

実際今は全く違ったやり方になっていますが、全く違った見方をして身体を捉えた上で、当時使っていたツボを使用しても、身体は変化するわけですから、実際にツボの効能自体に意味はないというのもあながち間違いではないと思います。

もちろん経験的にこういう症状に効果があると言われているツボを、その効果狙いで使ってもある程度変化は起こります。
しかしそこまで顕著な効き方はしないと思います。

それは

症状がある場所=原因箇所とは限らない

ということがありますから、こうした背景を細かく診ずして、ツボの効能だけ考えて刺激しても、効果はあってほどほどです。

もし自分でツボ刺激を行っているにも関わらず、大して効果を感じていないのならば、原因は違ったところにあると考えた方がいいです。