症状との距離感 | ありがとう「身体」

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以前このブログで書いた味覚障害の患者さんの話しです。

味覚は少しずつです変化していて、ふとした時に、あれ?感じるという場面が増えてきました。においの方も同様です。

ただはっきりと分かりそうなコーヒーとかカレーなどの味覚や香りはいまだ感じない状態が続いています。

今日の治療の中で、不思議なんですけど…ということで聞いたお話が面白い内容でした。

にんにくをみじん切りにしていた時に、にんにくの香りは全くしなかったそうですが、キッチンを離れ、2階に上がったところで、ふとにんにくの香りがしたそうです。

この話をきいて思ったのは、例えば、あまりに近い距離で物を見た時に、それがなんなのかよくわかりませんが、少し距離をとれば、全体が見えてそれがなんなのか把握できます。

それと同じで、自分の症状との距離感が近すぎると、つまり気にし過ぎて、頭の中がそれ一色になっていたりすると、全体がみえずに、なかなか改善しない原因になりうるのだと思います。

ただこの方は以前ほど症状に対して気にしなくなっているということも自覚されているので、変化はゆっくりですが、気持ち的には以前より余裕をもっていらっしゃいます。

だからこのような現象がおきたのかなって思います。