映画と私 -8ページ目

地面師たち

2017年、再び土地価格が高騰し始めた東京。伝説の大物地面師・ハリソン山中に誘われ地面師詐欺の道に踏み込んだ辻本拓海。それぞれにプロフェッショナルな犯罪者数名で構成された地面師グループの彼らは、緻密かつ周到な計画で大手デベロッパーに詐欺を仕掛け、巨額を巻き上げていた。そんな彼らが次なるターゲットに選んだのは、時価100億円とも言われる土地。前代未聞の詐欺に挑む一方で、かつてハリソンを逮捕寸前まで追い込みながら、結局逮捕することができなかった定年間近の刑事・辰は、新人刑事と共に独自の捜査を開始していた。騙す側と騙される側、そして刑事の三つ巴の争いは、次第に拓海の「過去」とハリソンの「因縁」を浮き彫りにしていく。

(シネマトゥデイ)


3日で一気にみてしまった。

面白い。でももっとかと思ってたかな?

ハードル上げすぎた!

豊悦のドラマをみるのが久しぶりで

やっぱりいいなと思う。

サイコパス通り過ぎて化け物!


事実に基づくというのもいい。

積水ハウスの話なんてね。

個人的に山本耕史がよかったな。

天国から奈落の底に落ちたあのかんじ。

実際の人物はどうなったのか、気になる。

尼さんの人も、誰やーと思わず調べたわ。


綾野剛、ピエール瀧、小池栄子、

それぞれいい仕事してた。

ピエール瀧の「もうええでしょう」が面白い。

北村一輝の扱いは少しかわいそう。。。

地上波ではできないね。


ハリソン山中、

あの終わり方はシーズン2あるのかな。

楽しみにしとこ。





東京の旅

私がどうしてもみたい展覧会があるので、

娘と2人東京旅。


板倉鼎・須美子展

千葉までやってきた。











来た甲斐あった。

とても素敵な絵ばかり。


ホテルは早稲田。



早稲田の焼き鳥屋さん

はちまん

活気があって美味しかった。



次の日は娘のリクエストの

ピューロランド。



シナモロールカレー



ポチャッコカレー



スイーツも



めっちゃ久しぶりのジャズマサコ!

閉店したけど、また復活したそう。

懐かしいー。



娘とここに来るのは感慨深い。



近所のいとこ一家に会い、

友人と光春へ。

大根もちも懐かしい。


次の日はトキワ荘へ。

マンガ道のドラマみたい娘は興味津々。

大雨で、タクシーを呼ぼうにもなかなか来ない。

トキワ荘のスタッフのおばさまたちは

みんなめっちゃ親切。

すごく親身に接してくれて感動した。






悪は存在しない

自然豊かな高原に位置する長野県水挽町は、

東京からも近いため近年移住者が増加傾向にあり、ごく緩やかに発展している。

代々その地に暮らす巧は、

娘の花とともに自然のサイクルに合わせた

慎ましい生活を送っているが、

ある時、家の近くでグランピング場の

設営計画が持ち上がる。

それは、コロナ禍のあおりで経営難に陥った

芸能事務所が、政府からの補助金を得て

計画したものだった。

しかし、彼らが町の水源に汚水を流そうとしていることがわかったことから

町内に動揺が広がり、巧たちの静かな生活にも

思わぬ余波が及ぶことになる。

(映画.com)



目のつけどころがすごいな。

濱口監督はやっぱり天才。

何を見させられてるのかというかんじに

なるけれど、面白すぎて画面に集中しすぎて、

もう終わり?というぐらい早く感じた。


グランピングをめぐる企業と住民とのやりとり。たくみさんは一体何者なのか最後まで

はっきりとわからなかった。

娘をほったらかしにするのだけ、

すごく気になった。

それが何か起きそうな気配をずっと

漂わせてて怖かった。


芸能事務所の社員が、

最初は鼻持ちならない奴かと思ったら、

実はそうでもないとか

そういうの上手い。

車中の会話が絶妙。


わかりやすい対立の構造が複雑になっていく。

どこに終着するのだろうと思ったら、

え?というかんじで、

私も霧の中に取り残された気持ち。

ラストの意味は、なんだろう。

人間を襲うのは手負いの鹿とその親だけだと

巧は語っていた。

花を襲ったのは、手負いの鹿の親か。

普段は攻撃しない存在、しかし攻撃されれば

変わる。

ラスト巧が高橋の首を絞めたのもまた

繋がる。


悪は存在しない。悪は悪として初めから存在していない。悪であるか、善であるか、

判断するの者の問題なのかもしれない。