意思よりも行動に着目する | 「魂が震える話」ブログ

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「意思よりも行動に着目する」というお話です。

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「続け方を知らない」という指摘に、違和感を覚えた人もいるでしょう。

「週に2回と決めた勉強を、毎週やるだけ。そんなことはわかっているよ」と。

しかし、多くの人がそれを意思の力でやろうとしています。これがダメなのです。

新しいことに取り組み始めた人が、目標を達成するまで続けるために必要なものは何だと思いますか?

根気、やる気、真面目な性格、モチベーション・・・。こんな言葉が頭に浮かんできそうです。

しかし、こうした要素はあってもなくてもいいのです。大事なことは、行動の繰り返しです。

例えば、英単語を覚えるために必要なものは、「覚えるぞ」という意思ではありません。

単語帳を鞄から出すという行動、それを開くという行動、書かれた単語を見て口にするという行動です。その行動の積み重ねさえすればおのずと結果は出ます。

仕事でも、例えばこんな経験をしたことのある人は多いのではないでしょうか。

「社長や上司に提案しようと自宅で作り始めた企画書を、忙しさのあまり長らく放置していたけれど、偶然できた空き時間に集中して書き始めたらすんなり完成した」

このとき、「企画書を完成させる」というゴールを達成するには、偶然できた空き時間や、その瞬間の思考力、集中力が大事だったと思うかもしれません。

でも、本当は「夕飯を食べた後はダラダラせずパソコンを立ち上げる」「企画書のファイルを開く」「10分だけでもいいから何かを書く」といった行動を続けていれば、もっと早く完成させることができたでしょう。

つまり、意思よりも行動に着目し、その行動を繰り返すことができる仕組みを作るのが大切なのです。
 
石田淳 著
日経BP社
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行動を続けるための大きなやる気よりも、行動を続けるための仕組みの方が大切なのかもしれません。

たとえば、ダイエットをして10キロ痩せるのを目標とします。

しかし、過去にもそうだったように、大きな決意とやる気に満ちた時でさえ、達成できなかったりします。

それよりも、行動を妨げる行動(たとえば食事番組を見ないとか)をしない方が効果的な気がします。

そして、行動をするハードルを下げることも大切ですね。

朝起きて、ジョギングに行きやすいように前の晩からジョギングする一式を用意して枕元に置いておくとか、

週に2回、ジムに行く時間を確保し、あらかじめ予定に入れてしまうとか、

甘いものを控えるために、家にお菓子やデザートのストックを置かないといった、行動しやすい環境をつくることが、行動を促し、結果的に成果が出る秘訣なんだと思います。

それにプラスして、運動したくなるように新しいウェアを買うとか、シューズを買うとか、プロテインを買うなどしてみても良いかもしれません。

そうして行動して、継続して、習慣になってしまえばこっちのものです。

心理学者のクレペリンは、どんなに面白くない作業であっても、その作業を継続していくうちに、徐々にやる気と集中力が湧いてくる現象を「作業興奮」と名付けました。

何らかの行動を起こすことで、側座核が刺激を受け、やる気ホルモンが分泌されやすくなるということです。

車や自転車も、走り始めは大変だけど、逆に、スピードに乗って走り出したものを止めるのも大変ですよね。

軌道に乗ったあなたはもう止められない♪

上手くいかなかったり出来ないのは、あなたの意志の弱さではなく、行動を促す行動が足りなかっただけなのかもしれませんね。