孫呉県侯表/揚州、荊州 | 呉下の凡愚の住処

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春秋戦国の楚国、三国志の孫呉にすべてを捧げて生きています。
現在はあまり更新していませんが、
何も持っていなかった過去の自分が想定読者でした。
詳細は「プロフィール情報を詳しくみる」をご覧ください。

年代順の孫呉爵位表が見づらくて腹立たしかったので
郡別のものを作りました。(【自作の表】 を並び替えただけです)

◆ほか揚州(丹陽、呉)

広州(番禺、蒼梧)、豫州(譙国)、青州(北海国)

■揚州
◆会稽郡(5県、のべ8名)
内容 受封者 / 年 備考
山陰侯(会稽郡) 賀斉(公苗)
建安二十一年(216)
銭唐侯(会稽郡) 全琮(子璜)
黄武二年(223)
全懌 全琮の三男(全琮伝)
赤烏十年(247)以降
孫徳 孫和の次男(孫和伝)
永安元年(258)
上虞侯(会稽郡) 孫紹 孫策の子(孫討逆伝)

孫奉 孫策の孫(孫討逆伝)

永寧侯(会稽郡) 孫綝(子通)
太平元年(256)
余姚侯(会稽郡) 虞汜(世洪)
建興元年(269)以降
【一言】
賀斉の受封年は非常に早く、
当時はまだ孫権自身も侯に封じられていないはず。
こういうことってできるんでしょうか?

◆豫章郡(2県、のべ3名)
内容 受封者 / 年 備考
南昌侯(豫章郡) 呂範(子衡)
黄武二年(223)
呂拠(世議)
黄武七年(228)
建昌侯(豫章郡) 孫慮(子智) 孫権の次男
黄龍三年(231)

◆廬江郡(1県、1名)
内容 受封者 / 年 備考
安豊侯(廬江郡) 丁奉(承淵)
太平元年(256)

◆廬陵郡(1県、1名)
内容 受封者 / 年 備考
陽都侯(廬陵郡) 諸葛恪(元遜)
建興元年(252)

◆九江郡(1県、1名)
内容 受封者 / 年 備考
寿春侯(九江郡) 諸葛誕(公休)
太平二年(257)
【一言】
寿春は孫呉の領土ではないので、諸葛誕は孫呉の土を踏んでいない。
諸葛誕を救援できなかったのは悲しいことである。

■荊州
◆南郡(2県、のべ5名)
内容 受封者 / 年 備考
江陵侯(南郡) 陸遜(伯言)
黄武元年(222)以降
陸抗(幼節)
赤烏八年(245)
陸晏 陸抗の長男(陸抗伝)
鳳凰三年(274)
当陽侯(南郡) 朱然(義封)
黄武二年(223)
朱績【施績】(公緒)
赤烏十二年(249)
【一言】
州治が江陵にあるので最初に持ってきました。
江陵は楚の都・郢があった場所。

◆武陵郡(1県、のべ4名)
内容 受封者 / 年 備考
孱陵侯(武陵郡) 呂蒙(子明)
建安二十四年(219)以降
呂覇 呂蒙の次男(呂蒙伝)
建安二十四年(219)以降
呂琮 呂蒙の長男(呂蒙伝)

呂睦 呂蒙の三男(呂蒙伝)


◆長沙郡(3県、のべ8名)
内容 受封者 / 年 備考
臨湘侯(長沙郡) 歩騭(子山)
黄武二年(223)
歩協 歩騭の長男(歩騭伝)
赤烏十年(247)
歩璣 歩協の子(歩騭伝)

醴陵侯(長沙郡) 顧雍(元歎)
黄武四年(225)
顧済 顧雍の三男(顧雍伝)
赤烏六年(243)
顧裕【顧穆】 顧雍の次男(顧雍伝)
永安元年(258)
劉陽侯(長沙郡) 潘濬(承明)
黄龍元年(229)
潘翥 潘濬の子(潘濬伝)
赤烏二年(239)

◆江夏郡(1県、のべ3名)
内容 受封者 / 年 備考
沙羨侯(江夏郡) 孫奐(季明)
黄武五年(226)
孫承 孫奐の長男(孫奐伝)
嘉禾三年(234)以降
孫壱 孫奐の庶子(孫奐伝)
赤烏六年(243)以降