12/17 蒲郡市 生命の海科学館 行ってきた。 | ちょっとその辺行ってくる!

ちょっとその辺行ってくる!

興味の沸いたものを見に行ってはちょっと書いてます。

中の人のネット環境が絶賛崩壊中なので更新は不定期。
即時の反応は出来ません。


少し東へ歩く。
広い空地は潮干狩りシーズンの駐車場かな?
海沿いから北に折れて宅地側に入る。
その隣の建物への駐車場も兼ねてるようで
3人くらいがアウトドア用の折り畳み椅子に座って
車が通りかかるのを待ってるよう。
『持ち込み』とかあったからゴミ処理場だろうか。


右に青い大きな建物を発見。

蒲郡市の観光施設の1つ、
竹島ファンタジー館。
貝殻で作ったアートが飾られてる施設だよね。
売店に併設した私設美術館みたいなものなのかな?
ちょうどカップルが入場券を買おうとしていた。
今回は行くと決めていた施設があって
下手に入って時間を費やせないのでスルー。
カップルの後ろを歩くのも精神衛生上悪いしなw
外観見てたら売店部分に


カニとイカの怪人のスーツがあったんで
それだけ撮ってクラシックホテルの山の北側から
竹島水族館方面に戻って道なりに駅方向へ。



今回、さすがにシティサイクルで

行こうと思える距離じゃないから
蒲郡市のマンホールカード取得は電車で行くけど、
カードの為だけに行くのは勿体ないと、
見学施設に寄るのは決めていたが


ネームバリュー的には竹島水族館も捨てがたかった。
性格上、ギリギリにしか動かないのと
目的外で見られる施設は1つが限界。
年2回発行される愛知県博物館協会の冊子の
蒲郡市 生命の海科学館の項目に
気になる文字列を見てこちらに行くと決めていた。


生命の海科学館。


企画展のポスターを背景に
家から持ってきたガチャを出して撮る。

企画展 ころんところころダンゴムシ

ダンゴムシとなかまたち

これだけで充分ネタとして行けるけど
展示も見て来なきゃダメだよなぁと入館。

入館前の時点で受付から

これを撮ってる姿が丸見え。
台の上にダンゴムシ置いてチケット購入。
受付の人を笑わせたか笑われたか判断に困るが、
笑わせたつもりでいれば満足感、達成感になるw


展示室を目指して進む。


珪化木、

インカクジラの産状化石の間を抜ける。
産状化石は発見された地層ごと掘り出したもので、
似た化石が見つかった際に
同種か否かを判断するのに使われるホロタイプ標本。

プロトケラトプスとヴェロキラプトルが絡み合った産状化石。

プロトケラトプスとヴェロキラプトルの格闘の化石。

ヴェロキラプトルの足先がプロトケラトプスの腹を突き、

プロトケラトプスがヴェロキラプトルの腕を噛み

まるで相打ちになったような姿のまま化石になったよう。
昔、福井県立恐竜博物館でクリーニング済みの見たな。


ガラス張りの吹き抜けで白塗りの柱、

天井を支える梁に肉抜き穴が等間隔に並んでいる。

駅側からはわからないが

三方がガラス張りになった四角い建物だが

南西部分は円筒形。

水槽の中のようにも思える。
博物館っぽくないが海っぽい建物。
ここからどう行けばいいかルートがわからん...。
展示施設は直感でルートがわかる方がいいが
この施設、順路の往路復路が一緒になってる。
右、1階奥、池を囲むようにある廊下と部屋、
サイエンスショールームや実験工作室があるが
休憩スペースなどで見学ルートではない。
2階へ上がる階段は閲覧室に至るだけ。
いや、階段の踊り場の壁の上に


マッコウクジラのアゴが展示されていた。
なんか置き場に困って置いたような展示の仕方w


3階へ上がる螺旋階段の横には
首長竜 タラソメドンの骨格化石が吊されていて


それを追いかけるように上がると科学ひろば。
地形、奇岩の写真が飾られていて
南極の石が触れるように置かれていた。
通路が狭まり分岐の左がトイレ、
右が常設展示室。ここで改券。...うん?
あとで施設のパンフレットを見たら
『1F・2Fは無料』と書いてあるが
改券所は3階の常設展示室の前のみだから
3階科学ひろばまで無料で見られるの??
どうなってんの??


常設展示は地球の誕生、隕石や岩の展示。
ミュージアムシアターで

特別映像の上映が始まると館内放送があり、
それに反応した母親が乗り気でない子供を

シアターへ急かしている。
「ママ、恐竜でモササウルスが一番好きなんだからね!」と
勢い任せで面白発言をする母親に笑う。
ちゃんと子供の好みに合わせて勉強してる
いいお母さんだなぁ。

...ちょっと待て。


モササウルスは海竜で恐竜とは別カテゴリーだ!
グイグイと奥を目指して進んで行く母子の姿に
ちょっと呆気に取られながらついていく。



シアターは段差低めで階段状で
丸くて薄い座布団のようなのが置かれてるだけ。
映像が始まると共に既視感に襲われる...。
ナックルウォークするスピノサウルス、
尾頭残して食いちぎられる魚、
餌なしと餌を咥えてで差を感じない泳ぎ方、
婉曲的にモササウルスの生態を語るために
マツカサトカゲの生態の紹介...。
池の水ぜんぶ抜く大作戦や鉄腕Dash、
クレイジージャーニーにも出ていた
静岡大学の加藤英明先生が出てきて噴く。
見たことあるぞ、NHKスペシャルじゃん!!

エンディングテロップでも確認出来た。

NHKスペシャルって書いてあった。


常設展示を最初から
ところどころ床が透明になっていて
魚の化石たちが張りついたままの板状の地層を


割って持ってきたみたく展示されている。

隕石、岩の展示の先に生物の誕生。


カンブリア紀、バージェス動物群化石。
ほとんどが10cmあるかどうかのもので
その中でも大きい側とは言えオットイアが
『獰猛なハンター』って何の冗談?
食腕らしき部位の大きさだけで

他の奴らを上回る

アノマロカリスは

カンブリア紀最大の捕食者とは疑わないが、

オットイアって

ミミズか海綿、特殊な性具みたいな物体だぞ...。


ころんところころダンゴムシの展示は


小さなケース6つとパネル6枚の構成。
いわゆるダンゴムシのオカダンゴムシ、
生態と構造、丸まらないワラジムシ、
海に棲む仲間のフナムシやグソクムシと紹介。
オオグソクムシやダイオウグソクムシの標本は
深海魚に強い竹島水族館が持ってそうだな。

何弾も出て、マイナーチェンジや
リペイントもあるガチャガチャのダンゴムシなのに


同じのが展示ケースに入ってる。
それをこの場に持って来てる。変な優越感。
この展示を特別楽しめてる側の人間だろうな。
最後に魚竜の産状化石。
魚竜はイルカのような姿をしているが、
イルカは哺乳類から進化したもので
環境や食生活に合わせた変化をする収斂進化で
姿は似ているが全く違う系統の生き物。


受付に戻ってスタンプラリーの景品ゲット。
展示にあった生き物の想像図のシールが2枚、
小さな袋に並べて収められていて
赤白青の三色セロテープで封がされていた。
贅沢いうとアノマロカリスが良かったなぁw


科学館を出て防潮堤の向こうの港へ。


こちらにもアメリカズカップに出た
ヨットが展示されていた。


少し西に白い板壁に水色の縁取りの洋館。
もう閉まっていたが夢織人という
三河繊維製品のアンテナショップだとか。
生命の海博物館の南側のガラス壁に沿って


手作りポスターが貼ってあり


下には古代の海の生き物たちが並んでいた。
いくつかは手作りかも知れないが
タグの見えてるぬいぐるみもある。

手作りでもこんなニッチなぬいぐるみが売ってても凄い。

科学館というより古代生物の博物館だったなぁ。

蒲郡市博物館はこの並び、もう少し西にあるけど。


駅に戻って北口へ。


ゴールドポストの千賀選手の看板を取り、


地下へ下りる。


蒲郡北駅前地下街。
駅前ロータリーの下にある地下街で、
左右4軒ずつ、1軒の幅は4m弱程度かな?

『日本一短い地下街』と呼ばれているとか。
商店のある区画より

駅側の入口から商店のある区画までの通路の方が長い。



これで蒲郡で見たいものは一通り見たかな?
特別快速到着まであと1分、
ホームまで駆けて呼吸を整えながら乗車。

向こうのは名鉄の電車だけど本線では見ない色だなぁ。
先頭車両の運転席の右の窓から
進行方向が見える位置につけて外を見る。
直線的で踏切と本数の多い路線だし
高架や土手、地下を走る電車には乗ってはいても
農地だらけの地面を行くのに乗ることはない。
闇の中を左右に並ぶ踏切の光を掻き分けながら進み、
遠かった対向列車の光が迫って来てはすれ違う。
次第に大きな光の集合した街に近づき、
また闇の中へ進んで行く。
そんなことでもなんだか楽しい。
乗り鉄の気分がわかる気がする。



三河安城駅を越えてすぐ、
右側の窓に赤白青の壁が見える。
セロテープのニチバンの工場の壁面。
生命の海博物館のスタンプラリーの景品を留めてたテープ、

ニチバンのストアテープだったなぁと

思い出してちょっと笑う。

乗り換えがほぼノータイムで決まって
駅から家までの移動さえ考えなければ
大河ドラマに間に合ってたけど
家に辿り着いた時には豊臣家は滅亡していた。
まぁBSの先行放送の話で地上波はこれから。

 

今年の大河ドラマ視聴も無事完走した。
来年は平安時代中頃、紫式部が主人公の

『光る君へ』。

無事、完走出来るかな?