アユタヤ遺跡ではワット・プラ・マハタートと並んで最も有名な遺跡がワット・プラ・シーサンペットです。バンコクからの日帰りツアーでもこの2ヶ所は必ず含まれるでしょう。タイの人にとっても有名な観光名所のようで、タイ人観光客も大勢見かけます。
アユタヤ中心部にある池のそばで、ワット・プラ・マハタートとワット・プラ・シーサンペットは池を挟んで向かい合うような形になってます。ここもアユタヤのどこに泊まっていても行きやすい場所です。
3つの鋭く尖った塔が天を突くように立っていて非常に印象的です。アユタヤの他のどの遺跡と比べてもはっきりと違う形です。何となくヨーロッパ中世の古い城のようにも見えてしまいます。
現物を目の前で見たときは何となくルパン三世のカリオストロの城を連想したのですが、こうして改めて見るとあまり似ていません。
この場所はその昔アユタヤ王朝の王宮内であったそうで、ここは宮中の最も重要な儀式を行う場所だったそうです。
毎日19~21時の時間帯はライトアップされるそうなのですが、私はそれを知らず見に行きませんでした。ただし、夜のアユタヤは非常に人通りが少なく暗いので、この時間帯に単独で歩いて見に行くのは注意が必要です。ホテルに頼んで連れて行ってもらうか複数人で見に行くほうが良さそうです。
ウィハーン・プラ・モンコン・ポピットという寺院が同じ敷地内のすぐ隣にあって、こちらの寺院は遺跡ではなく今も現役です。大勢のタイ人が参拝に訪れます。
広い敷地内には緑も多く、タイを代表する花:プルメリアが咲いているのをよく見かけます。
タイ国際航空で日本へ戻る際に、女性の搭乗客にだけプルメリアの花が配られていたのを見て、タイらしい心遣いだなと感心しました。
私のイチオシ:ワット・チャイワッタナラームに加え、このワット・プラ・シーサンペットとワット・プラ・マハタートだけはアユタヤで絶対に見逃すことができない観光地です。