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モンブラン 149 + ロイヤルブルー



モンブラン マイスターシュティック 149。 でかいです!


定価は最近値上げして98700円になってるね。


僕は数年前、伊勢丹文具コーナーで買った。


定価9万ぐらいで、伊勢丹カードを作ったら5%引きになった。



万年筆の最高峰として、万年筆マニアにはあこがれの品。


僕も買うまで何年もかかったよ。


まあ9万なら、出せない額では無いが、自分がマイスターシュティック 149にふさわしい人間か。


まあ、新入社員がビジネスシーンで149なんぞ使っていると、15年早いんじゃないかと思う。


僕も40になり、役職も課長になり、社内外でそこそこ実績も積み、やっとふさわしい人間になったと思って買ったわけである。


まあしかし、万年筆マニアの見地から、新入社員が149の書き味に耽溺することに反対するわけではない。ペンケースに入れて使おう。堂々と胸に挿すのはやめといた方がよいだろう。



ロイヤルブルーのインクが切れたので、新しいボトルインクを買ってきた。




定価1890円。高いな!


パッケージのデザインが変わった。




↑ 上が旧タイプ、下が新タイプ。角張ったデザインになったね。




↑ 吸引式。おしりのねじを回すと内部のピストンが動き、インクを吸います。




↑ 大形のペン先。バイカラー仕上げ、刻印の装飾が美しい。




↑ おしりのホワイトスター。




↑ 圧倒的な存在感。


ちなみに、この写真を見て、思い出したが、


最近は原稿をパソコンで電子的に仕上げて提出することが多く、手書きの原稿のことは滅多にない。


僕はどうしているかというと、最初、万年筆で手書きで原稿を書き進めます。


手書きの方が、パソコン打ちより、圧倒的に書くのが早い。(汚い字ですが)


それをパソコンで清書しています。


そのうち、締め切りが近づいてきて、手書きするひまが無くなってきて、パソコンで書くことになるのですが。


最初からパソコンで文章を吟味しながら書くことも考えられますが、僕はやっぱり手書きがいいです。


手書きの方が、簡潔で力強い文章が書けますね。意識の流れに従っているからでしょう。


パソコンで文章を吟味していると、ついつい修飾句が増えて説明的になっちゃいます。



ペリカン3原色




先日、ペリカン M400(赤)を衝動買いしてしまいました。


すでにあるペリカンM805(青) とペンシルのD400(緑)をあわせると


ペリカン三原色の完成だ!





ペリカン M800 ペン先

立体視してね。


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空腹状態であるが空腹ではない

先日、最高裁で、一票の格差について判決がでたね。


違憲状態であるが、違憲ではなく、衆議院選挙結果を無効とはしなかった。


なんで無効にしないんだ。行政の顔色を読みすぎ。


司法は根性無しである。違憲審査の役割を果たしていない。



ところで、司法は妙な言葉が多い。


違憲状態であるが、違憲ではないとは、これいかに。


数学的に言えば、Aであるが、Aではないと言うことである。


A を 違憲 、Aバーを違憲ではない、としてベン図を描く図1となる。

違憲と違憲ではないはきっちり分かれる。



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一方、違憲状態とは、図2みたいな感じか?


ベン図が破れて、AとAバーが、モヤっと混じりあったところが違憲状態である。


なんか、ベン図をかく意味がなくて、むなしくなるね。


違憲状態であるが、違憲ではない、がいかに非論理的あるか、類似の例を挙げてみよう。


空腹状態であるが、空腹ではない。 (腹減ってるんでしょ?)

別居状態であるが、別居ではない。 (別居してるんでしょ?)


飢餓状態であるが、飢餓ではない。 (そんなこといってたら、餓死するぞ!)


危篤状態であるが、危篤ではない。 (どのみち一日か二日。親族を呼んだほうがいいぞ)


脳死状態であるが、脳死ではない。 (延命すると莫大な医療費がかかる。遺族ものぞんでいない)

戦争状態であるが、戦争ではない。 (そうやって、シナ事変は泥沼化したのである)



もうすこし、高度な例をだそう。


A = 大量破壊兵器が存在する


イラク戦争である。


大量破壊兵器が存在しようが、しまいが、イラクは攻撃されちゃうのである。



空腹状態であるが、空腹ではないとき、どうしたらいいのだろうか。


あっ。小腹が空いた状態?


小腹が空いたからといって、お菓子をつまむと太るよ~


小腹とは何か。ここにも非論理的な存在(非存在)が隠されている。



プラチナ 万年筆インククリーナーキット 驚異の洗浄力

万年筆に禁断の顔料インクを入れて使っていたら、


ペン先にインクのかたまりが見られるようになった。


インククリーナーキットをつかって、掃除してみたので、報告する。


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↓ 表側も、刻印の溝にインクが固着。


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インクはプラチナ、ピグメントブルー。


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最近の万年筆インクは大部分、染料インクである。色素が水溶性で、発色豊かであるが、当然耐水性はない。


水溶性なので、水で洗うと落ちる。



一方、顔料インクは、発色成分が粒子状になって、溶剤の中に存在する。耐水性、耐光性がある。


そして、顔料インクの最大の魅力は、その、ぬらぬらした滑らかな書き味である。


ピグメントインクを使ってみると、なんか表面張力がある感じだね。ペン先からドクドクインクが出る感じ。


快感の書き味である。


レシートの裏に書いた試し書きだが、みよ、このドクドクさ。


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しかし、欠点は、固まること。


使わず放置して、インクが渇いてしまうと、えらいことになる。


顔料インクは水に溶けないので、固まってしまうと、水で洗っても落ちない。


禁断のインクと言われる所以(ゆえん)である。



あと、インクが固まらず書けていても、冒頭写真のようにインクがこべりつく。


顔料インクの固着をきれいにしたいですね。



「どらえも~ん!」


「なんだい、のび太君。」


「プラチナ#3776に顔料インクを入れて使ってたら、インクが固まったよ~、何とかしてよ~」


「しようがないな。これを使いなよ」


ちゃらら、ちゃっちゃ、ちゃ~



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プラチナ 万年筆インククリーナーキット!



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濃縮洗浄液が5回分と、首軸直結スポイトがセットになっている。1200円。


それでは、キットを使って洗浄した様子を報告しよう。



首軸にスポイトを直結して、水を何度か通してみる。


顔料インクは、あんまりインクが落ちなかった。 


(染料インクはこれだけで、ほぼ綺麗になる)


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濃縮液をコップに入れた水100ccに溶かす。


(あっ、肝心な写真とりわすれ。想像してごらん)



つける前にスポイトでスコスコ 


(この作業は説明書に書いてない。効果もあまりなかったのでやらなくてよいでしょう)



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1昼夜つけておく。 


↓ コトコト煮込んで一昼夜。 (実際に煮込んではいけません)


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じぇ、じぇ。紙コップを使ったら、しみ出して液体の量が激減している!


紙コップはやめた方がよいでしょう(教訓)


そして、結果は…



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WOW ! (わう!)


IT'S FANTASTIC ! (いっつ、ふぁんたすちっく!)


完全にインクが落ちて、綺麗になりました。



ちょっと日和(ひよ)って、普通のブルーブラックのインクカートリッジを装着。


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完成。プラチナ#3776センチュリー 太字。


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試し書き。普通のブルーブラックでも、まあまあぬらぬら。


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大阪第三帝国 (ショートショート作品)

エイチ氏は、O(オー)阪府知事を経てO阪市長になった革新派市長である。


O阪市とO阪府を合併して、O阪第三帝国を建国する野望をもっている。


もともと弁護士で、テレビの法律バラエティー番組で人気が出て政界に転じた。


巧みな話術をテレビのぶら下がり会見やツイッターで発揮して、民衆操作することに長けている。



ただし、主張する地方分権の政策は、


経営コンサルタントの大前研一が20年前に言っていた主張のパクリであり


財政難と低成長にあえぐ今の日本に実効性があるとは思えない。



また、従軍慰安婦に関する失言で期せずして露呈したが


彼の国家観は非常に底の浅いものであることがわかった。



彼は自らを独裁者と発言したが、アドルフヒトラーに比べるべくもない。


ただし、大衆操作の手法は、非常に似ている。


物事を単純化し、敵を作ってレッテル張りをする。


公務員たたきはそのもっともたるものである。


(過去の独裁者とエイチ氏のプロパガンダ手法の類似性は、川上和久著、「橋下維新」は3年で終わる (宝島社新書)に詳しい)



地理的にO阪市は、O阪府の中にあるが、行政的には


O阪市は政令指定都市であり、都道府県と同等の裁量権と独自財政をもつ。


つまり、O阪市とO阪府は、オーストリア=ハンガリー帝国のように、二重帝国になっているのである。


エイチの主張は、この二重帝国の構造を打破し、統一大帝国を築こうというものである。


そして、東の大帝国、東京都に対抗しようというのである。



ただ、このような試みの宣伝を、在京のテレビ局や新聞に依存しているところが、


いま一つ、O阪が東京に勝てない弱点でもある。


また、2020年東京オリピックが決まったことにより、東京中心が加速し、O阪の影がますます薄くなった。



さて、O阪第三帝国の野望であるが、これに立ちはだかる強敵が現れた。


S市の市長ティー氏である。 (市と氏がややこしいので、都市はアルファベット、人名はカタカナにします)


O阪府内には、強力な自治権をもつ、もうひとつの政令指定都市、S市がある。


O阪の地に第三帝国を築くためには、このS市を解体し、吸収合併する必要がある。


現職のティー市長は、エイチ氏の政党が支援した子飼いであったが、


ここにきて反旗をひるがえし、第三帝国構想に反対している。


裏切り者である。


でも、ブルータスおまえもか、の例のとおり、政治で裏切りは日常茶飯事である。


ティー氏の場合、自分の領土が取り上げられるのであるから、反対するのは当たり前である。



ある日曜日、S市長選が行われた。


現職のティー市長と、エイチ氏が送り込んだ対抗馬エヌ氏の一騎打ちである。 (あっ、西林氏だから本当にエヌ氏!)


ちなみに、エヌ氏は、現在はエイチ氏の政党の副幹事長であるが


前回の市長選のときは、自民党に属するS市議で


エイチ氏の送り込んだ現市長に反対していたのである。


今週号(10月3日号)の「バカ」文春の記事によれば、エヌ氏は


「地方分権を唱える(橋下)知事が、堺市長選挙に介入し自分の意のままになるように市政を誘導しようとしていることに憤りを感じて止みません。堺市民の底力で大阪府からの不当な支配に打ち勝ちましょう!」


と言っていたそうである。


あきれて、ものが言えないとはこのことであるが、


政治家の言うことに、論理的一貫性がないことは小学生にもわかる。


なにせ、O阪府知事に出馬することは20000%ないはずだったのに、O阪府知事のあとにO阪市長までやっているぐらいだから。


にも関わらず、オトナは、民衆操作のプロパガンダに踊らされてしまうのであるが…。



あっ、この記事は、ショートショートだったんだ。物語を書こう。


従軍慰安婦失言がきっかけとなり、エイチ氏の政党の人気は急速にさめており、


S市長選では予想通り、反エイチ氏の現職ティー市長が勝利した。


それとともに、O阪第三帝国の夢は、真夏の夜の夢のように霧消した。



アドルフ・ヒトラーは、ついにベルリンに連合国軍が攻め上ったとき、潔く拳銃自殺を果たしたが、


身替わりのはやいエイチ氏は、政治に見切りをつけ、さっさとテレビタレントに復帰した。


エイチ氏が設立した政党は、その後の政界再編で、巨船を飲み込んだ渦潮のように、やがて静かに姿を消した。


その渦潮が飲み込んだものは、「ふわっとした民意」という、


現代政治では最も巨大な存在であるが、とても気まぐれな怪物であった。


「悪魔とバブル入社」 ショートショート作品

東京の大企業で係長をやってるエヌ氏は,休日に湘南海岸でよく釣りをする.


都市近郊で釣り場が荒れていて,全然釣れないのであるが,


電車ですぐ行けるので,日曜の朝などに早起きして行くのである.


釣れることは期待していない.


輝く海を見ていると,日頃の仕事のストレスが吹き飛び,リフレッシュできるからである.



その日も,某漁港近くの堤防のテトラポッドで釣りをしていた.


針が何かに引っかかった.


引き上げると,小さなつぼだった.


表面にはフジツボが張り付いている.


ふたが付いていたので,こじ開けてみると,一瞬白い煙が立ち上った.


ぎょっ,と思って一歩後ずさりして,つぼの口に目をこらすと,


中から小動物のようなものが這い出てきた.



体全体が真っ白で,光沢のある短い毛で覆われている.


三角の耳が上向きにとんがり,数条の細長いヒゲが水平に張りだしている.


みどり色の目をしており,縦長の瞳孔が糸のように細い.



「誰や,おまえ」


エヌ氏が身構えてたずねると,相手は言った.


「私は悪魔」


「うそつけ,どう見てもおまえ,猫やんけ」


エヌ氏は関西出身なので,感情的になると関西弁になる.



悪魔は諭すように言った.


「信じたくない人は信じなくてもよい.だが,わたしは,ここに実在する」


「なんで,こんなところにいるねん」


「一身上の都合」


「退職する会社員みたいなこと言うな.まあ,ええわ.そうそう,悪魔なら,願い事かなえてよ」


「いいとも~」


「やった~.じゃあ,課長にしてよ」


「課長? えらく,せこい願い事だな.普通は大金もちになりたいとか,不老長寿とかなのに」


「やっぱり,会社員やってると,出世したいし」


「おまえ,会社員人生に染まりすぎだぞ.日本人の悪いところだ」


「ええやん.課長にして」


「仕方ないな.じゃ,はい」


悪魔の手から,ぽよよんと煙が出た.


「はい」


「えっ? 今のでおわり?」


「そうだ.じゃな」



悪魔は,垂直に立てたしっぽを時折ピクっとさせながら,堤防を歩いていった.


となりの釣り客のところで,にゃおーん,と媚びを売って,小さなアジをもらっていた.


エヌ氏は首をかしげながら,その日は家に帰った.



半年後,人事異動が発令された.


エヌ氏は課長に昇進していた.


エヌ氏は悪魔のことなど,すっかり忘れていて,課長に昇進したのは自分の実力だと思っていた.


部下が5人つき,新規技術開発プロジェクトに邁進した.


(エヌ氏は旧帝大理系卒のエリート技術者で技術開発部に所属)



エヌ氏は仕事で忙しい日々を送っていた.


数年して,中間管理職の仕事にも慣れ,


また,日曜日に釣りに出かけるようになった.



朝日にきらめく海面を眺めながら,ぼーっとしていると,


「にゃー」という鳴き声が,背後からした.


振り返ると,白い猫がいた.


「あっ,猫」


「ちがう.悪魔だ.久しぶりだな」


「いま,にゃーて言わなかった?」


「どうだ,課長になって楽しいか」


「あっ,スルーした. えっ? 課長になれたのはおまえのせい?」


「おまえがなりたいって言ったじゃないか」


「中間管理職は,上からのノルマと,下からの文句で板挟みになって大変だよ~」


「ほう.相変わらず,会社員人生にどっぷり染まっているようだな.どうだ,また,願い事をかなえてやろうか」


「えっ,いいの? じゃ,部長に昇進させて」


「本当に,クソ会社員だな.まあ,いいだろう,次の人事異動を楽しみにしておれ」


悪魔は,しっぽをピクつかせながら,堤防を歩いていった.


となりの釣り客がアジをあげようとしても,食べ飽きたのか無視し,唐揚げ弁当の唐揚げをおねだりしていた.



半年後,人事異動があった.


だが,エヌ氏は課長のままであった.


日頃の忙しさで,悪魔のことは忘れていた.



日曜日にエヌ氏はまた釣りに出かけた.


背後から,にゃおーん,と声がした.


振り返ると,白い猫がいた.


「あっ,猫」


「ちがう.悪魔だ」


「あっ,ひさしぶり.まだ,この辺うろついてるの?」


「釣り客がエサをくれるので居心地よくてね. ところで,昇進させてやったが,礼はないのか?」


「えっ? 俺は課長のままだが」


「何を言っている.おまえは課長Cから,課長Bに昇級しているはずだ」


「あっ,そういえば,少し給料あがった」


「おまえは,自分の会社の人事システムをよく理解していないようだな.」


「最近,変更されて,すごく複雑になっちゃって。詳しく教えて」


「よかろう,おまえの会社では,課長職は3段階になっている.課長C → 課長B → 課長A と昇級する」


「その次は,次長,部長だよね」


「違う! 次長も三段階に分かれている. 次長C → 次長B → 次長A と昇級する. その後ようやく部長である.」


「え….僕が部長になるには,あと,課長A,次長C,次長B,次長Aを経ないといけないのか.定年までに部長になれそうにないじゃないか.どうして,こんなことに…」


「それは,おまえたちが,バブル入社だからだ.大企業では,40代後半にあたえるポストが全然たりない.次長が3段階に分かれたということは,もう出世はさせないということだ」


「なんと,いうことだ…」


「しかも,年金の支給が65才になるのにあわせて,65才まで雇用延長が義務づけられたが,はっきり言って高齢者はお荷物だ.年下の上司の下で、ルーチンワークをアルバイトみたいな給料でやらされるのが関の山だ。いまのうちから,身の処し方をよく考えておいた方がよいぞ」


半沢直樹もビックリな,バブル入社の悲哀に、エヌ氏は背筋が冷たくなった.


万年筆 細字 筆跡対決! プラチナ・セイラー・パイロット・ペリカン・モンブラン

先日、セイラーにインクを入れたのが、なじんできたので


他の万年筆を交えて、細字対決! を企画しました。


太字でぬらぬら書く、という道楽を別にすると


ノートにたくさん筆記する場合は、細字のことが多いと思います。



エントリー


① プラチナ#3776(旧タイプ) 細字 + プラチナ ブラック


② セイラー プロフェッショナルギア 21K 細字 + 神戸インク物語 フィメールブルー


③ パイロット カスタム74 細字 + パイロット 色彩雫 紫陽花


④ ペリカン スーべーレーン M805 + ペリカン ロイヤルブルー


⑤ モンブラン マイスターシュティック  149 + モンブラン ロイヤルブルー



①~③は三大国産メーカー。


④、⑤に外国万年筆も加えた。但し、外国万年筆は国産より太さが1ランク太いと見るとよい。


E(細字)であるが、国産の中字ぐらいである。






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↑ ①プラチナ#3776 細字


楷書をきっちり書くなら3776。これは旧タイプ。


インクフローが渋め。ペン先は弾力がある。


打ち込み、止め、払いが決まる。


ペン習字なら、これだ。


ただし、インクフローが渋めなので、インクの吸収のよい紙(ライフとか、ツバメ)だと、すこし書き味の滑らかさにかける。


なお、新タイプ、#3776センチュリーは、インクフローが増えたようである。滑らかになって、書いてて快感になったと思われるが、その分、旧タイプのかっちりきまる部分が犠牲になっていないか心配。


気になる人は、旧タイプも在庫のあるうちに買っておこう。



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↑ ② セイラー プロフェッショナルギア 21K 細字


セイラーのペン先は硬い。21Kはペン先が長いので、それで少し弾力はある。


インクフローは潤沢で、するする均一の線がかける感じである。



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↑ ③ パイロット カスタム74 細字


ペン先は、全体でコシがあるような弾力。


インクフローはドバドバ。


書いてて気持ちいい。


但し、ドバドバなので、楷書を書く場合、線の始まり、止め、払いが、3776みたいにきっちりきまらない。


行書とか、草書、では問題ない。


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↑ ④ ペリカン スーべーレーン M805 


ペン先はやわらかい。


インクフローよいが、ドバドバではない。


スタブ調になっており、筆記方向で線の太さが変わる。


ペン先方向に対して、横方向が細く、縦が太くなる。


僕はペン先を左斜め上45度にむけてペンを持っているので、


左払いは細く、右払いは太くなる。



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↑ ⑤ モンブラン マイスターシュティック  149 


ペン先は硬いが、長さがあるので、それで弾力が生じる。


インクフローはドバドバ。


長文を気持ちよく書き続けられる。


モンブランを評価する人はこのあたりを評価しているのでは。


インクフロードバドバなので、小さい字を書くと、止め払いはもやっとしてきまらない。


ただし、大きな字を書くと、楷書の止め払いがうまくかける。


はがき手紙の宛名書きに愛用している。



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さて、あなたは、どの細字がお好き?


セーラー プロフェッショナルギア ネイビーブルー 伊勢丹モデル

最近、仕事が忙しくて、万年筆のことをおろそかにしてました。


インクが渇いてしまっている万年筆がいくつか。


セーラー プロフェッショナルギアも。


いかん!


ということで、洗浄し、kobeインクものがたり、フィメールブルーを入れました。



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ペン先は21K、バイカラー仕上げ。


美しい…


万年筆って、本当にいいもんですね (水野晴郎の、映画ってホントにいいもんですね、の口調で)


細字。セーラーのペン先は固い印象があるが、この21Kはペン先が長いので少し弾力がある。こぎみよく、太さが一定に文字がかける印象あり。


うーん。これも書き味いい。もっと使ってあげなくっちゃ。



インクを入れ替えたばかりは、色が薄い。


慣らしが書きに、都道府県の名前を北から書いていく。



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結構、学生時代にサイクリングで放浪するなど、旅行がすきなので、


ほとんどの県は行ったことがある。


沖縄まで書き終えて、数えてみると


じぇじぇじぇ


45しかない。



うーんと考えて、大分県を思い出す。


大分県の国東(くにさき)半島をチャリで走りましたわ。


リアス式海岸で、小さな登り下りが延々とつづき、きつかったな~


大分は、ぎりぎりセーフ。



あとひとつ、思い出せない。


僕の、心からもっとも遠い県は何処だ…



3回ぐらい見直して、わかった!


埼玉!


新宿につとめてたころ、結婚して新居のアパートを探しに


埼京線沿線に行ったことがある。


でも、埼京線は、めっちゃ混んでいるという話を聞いて


やめた記憶がある。


さいたまよ


僕の人生と交わることのなかった、埼玉よ。


永遠に、幸あれ




「颱風」と入力できた ATOK 2006 でJIS 第三・四水準の辞書登録

全国的にtyhoon(タイフーン)ですね。


今日はおとなしく、パソコンで本の原稿を書いております。


ところで、前から、不満だったのが


仮名・漢字変換システムにATOK2006を入れているのだが、


こいつが、全然、漢字を知らないのだ!


日本語をもっとも熟知との売り文句はどうした!


たとえば、台風は、もともとは颱風と書いていました。


戦後、当用漢字で同じ音の字をあて、台風になったのです。


書道をやる人は、颱風と書けないといけないですぞ。


ところが、ATOKで、颱風が出ない!


なんでや!


いろいろ、調べたところ、JIS第三:第四水準の辞書が指定されていないだけでした。


ごめんなさい。ATOK。


僕が無知なだけでした。


■ATOK 2006 で JIS第3,4水準の辞書の指定の仕方。


パレット上で右クリック


辞書メインテナンス


辞書・学習設定   をクリック


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第三・第四水準漢字辞書


のチェックボックスをチェック



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ふふ。これで、難しい漢字も出てくるぞ~


慚愧(ざんき)に堪えない


忸怩(じくじ)たる思い


(政治家の頻出単語)


飄々(ひょうひょう)とした


中島敦(なかじまあつし)「山月記」を打ってみる


隴西(ろうさい)の李微(りちょう)は博学才頴(さいえい)、天宝の末年、若くして名を(こぼう)に連ね、ついで江南尉(こうなんい)に補せられたが、性、狷介(けんかい)、自ら恃(たの)むところ頗(すこぶる)厚く、賤吏(せんり)に甘んずるを潔(いさぎよ)しとしなかった。


がーん。青字は出なかった。では、「李陵」。


漢の武帝の天漢二年秋九月、騎都尉(きとい)・李陵(りりょう)は歩卒(ほそつ)五千を率い、辺塞(へんさい)遮慮■(しゃりょしょう、■は章阝)を発して北に向かった。阿爾泰(アルタイ)山脈の東南端が戈壁(ゴビ)砂漠に没せんとする磽确(こうかく)たる丘陵地帯を縫って北行すること三十日。朔風(さくふう)戎衣(じゅうい)を吹いて寒く、如何(いか)にも万里孤軍来(きた)るの感が深い。


がーん。青字は出ず。全然、打てないぞ!


さすがのATOKも、中島敦には歯が立たなかった。


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