5年半前の8月、その年の4月の会社の健康診断でオールAだった主人が大腸癌と診断された。

主人はまだ42歳。

最初の診断はS状結腸癌ステージ2、その後の検査で肝臓に転移があることがわかりステージ4に。青天の霹靂でした。



癌診断後すぐにS状結腸癌の手術が行われ、手術は2時間程で無事終わり、腹腔鏡手術だったこともあり回復も早く、1週間程の入院後すぐに会社復帰出来たのです。


 


そして2度目の手術はその年の11月肝臓に出来た転移性肝癌手術


今回は腹腔鏡手術で8時間に及ぶ大手術。


大変な手術でしたが無事癌も全摘出来、手術は成功。もうこれで大丈夫。




術後の予後も良く普通の日常が戻り、癌は過去のものになりかけた1年後再度肝臓に癌が見つかったのです。診断はまたも転移性肝癌。




3度目の手術は前回よりも肝臓の後側で背中側にあるため難しい手術になると先生から説明を受けたのです。


手術は腹腔鏡手術で10時間及ぶ大手術でしたが無事手術は成功。



しかしその後が大変でした。再発転移を防ぐために抗がん剤治療が始まったからです。

今までに3種類の抗がん剤治療を経験し、抗がん剤よっても副作用はそれぞれ吐き気や体調不良、手足の痺れ、味覚障害、皮膚に出てくる場合(アトピーのような炎症)、髪の毛が抜けてしまうなど薬によっても違い、主人は一通りの副作用を経験して来ました。




しかしそんな抗がん剤治療も虚しく、半年後また肝臓の出口辺りに再発したと先生に言われたのです。




いつも病院には2人で行くのですが結果を聞くだけだから奥さんだけでも大丈夫ですよと前回の来院の際言われたので主人は仕事が忙しかったこともあり、私1人で病院へ向かったのです。


先生の診断結果を聞き、私は初めて病院で大泣きしました。


今まで何度となく癌告知を聞いていたのですがいつも主人と一緒だったので目頭が熱くなっても泣きませんでした。1番ツライのは主人、私が泣いたら困らせてしまうと思っていたからだと思います。いつも動じない私が大泣きするので先生が心配して大丈夫と心配してくださったのですが、


どうしても涙が止まらなかったことを覚えています。



その後は手術に向けての癌を小さくする抗がん剤治療が始まりました。そしてつらい抗がん剤治療に耐え、4度目の手術ができる事に。




しかし手術に向け入院する2日前主人が急変。救急に駆け込みました。高熱に伴うけいれんシバシング状態になり、人が抑えないと震えが止まらず、点滴の針も指すことが出来ない程でした。


原因は胆管炎と血液の中にばい菌が入る敗血症という診断で、一歩間違えば死に至ると言われたのです。すぐに血管を塞ぎ広げるステンド手術が行われ、病状は安定したのですが、その後いろいろな検査をする中、癌が思ったより大きくなっていることが分かり、最初腹腔鏡手術だった予定が開腹手術になり、膵臓十二指腸切除手術という


大手術に変わったのです。手術はもともと予定されていた日に行われ、朝8時に手術室に入り、手術が終わったと呼ばれたのは夜10時でした。手術は成功。しかし無事手術が終わった主人がICUから一般病棟に戻るのに3日かかったような気がします。それから2ヶ月入院し、無事退院することが出来たのです。


先生や看護師さんに感謝しかありません。



その後自宅療養し、会社復帰した主人。

しかし再発予防の抗がん剤治療しながらの復帰だったのでツラかったと思いますが、主人は全く弱音は吐きませんでした。本当に本当に強い人です。




退院後毎朝の血圧&体温チェックから始まり、身体に良い食事を実践し、


術後の検査結果も良かった。

今度こそ大丈夫。



しかし3度(みたび)再発。

今度は肝臓に多くの癌が発生する多発性肝癌と診断されたのです。そして肝臓全体に癌があるため、手術は不可能、抗がん剤治療のみに。




癌と診断されてから有休制度や特別休暇、欠勤を使いながら4年8ヶ月働き続けた主人はここまで頑張った会社を休職することになりました。


主人は本当に頑張ったと思います。

こんなに強い人はいないと私は思っています。



そして今、抗がん剤治療を続けながら、癌と診断されてから5年半という月日が経ち、


今も癌と闘い続けています。


 

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