はじめ くん 卒業 | 今日の清川しっぽ村

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「一般社団法人 清川しっぽ村」の活動ブログ。

東日本大震災で被災した
ワンちゃんネコちゃんを中心に助ける為
神奈川県の清川村に動物保護施設を設立して

一頭でも多く新しい飼い主さんの元で幸せに暮らせるよう
みんなで頑張っています!!


テーマ:
始めは センターからの奇妙な電話でした


奇妙な と言うのも、はじめくんの元の飼い主さんが 犬の返還を求めているとの連絡だったからです。


通例、動物保護センターから登録ボランティアが引取りをした後に、元の飼い主さんから返還を求められるという事例は稀です。


センターや保健所に犬や猫が収容される理由の多くは放浪中を保護されたり、飼い主さんの飼育放棄。そして、予期せぬ災害や飼い主死去などによる やむを得ない理由での別れです。



ただし、この時 既に はじめくんの(第三者譲渡目的での)所有は 清川しっぽ村となっており、

このまま 元の飼い主さんへ返還ということは出来ません。




はじめくんは
県内(O市)を放浪しているところを保護され神奈川県動物保護センターに収容されたそうです。


センターに収容された経緯や飼育能力を確認し、はじめくんがこの先のシニアライフを穏やかに暮らせる保証が必要です。

ここ数ヶ月のはじめくんの冒険には
多くの方々が関わっており、皆さんが納得できる返還でなければならないはずです

それが 何より はじめくん のためでもあります。


先ずは飼い主さんに会いに来ていただくことにしました。


当のはじめくんは

そんなことは知る由も なさそうです
(jo jojo〜 jojo〜)



元の飼い主さんが県の公示期間が終わって後に返還を請求する、
確かに レアなケースですが
このまま返還という形は取らず  清川しっぽ村の保護犬猫の譲渡選定基準に基づき調査を進めることとしました。




飼い主さんとの面談からです。

調査担当の まつき です 宜しくお願いします


はじめくんの 本当の名前は イチロウくんというそうです

『イチロウ と はじめ』
物事の始まりを連想させる名前は
彼の醸し出す雰囲気なのかもしれない。


飼い主さんへ逸走してしまった経緯をお尋ねしたところ、地面を引きずる鎖の輪っか部分の破損が原因だったとのことです。

後に 飼育環境の訪問調査にご協力いただいた際に確認したところ、新しい物と交換されてました


一方、逸走後の対応について
飼い主さんにお尋ねしたところ、所轄の警察署と保健所には速やかに届け出たとのことでした。
(この事実関係についても関係各所に確認がとれました)

関係各所から 飼い主さんへ通知が行かなかったことは明らかに人為的なミスだと思われますが、行政機関の連携がどのような状況か分からないので、ここでは言及を避けることとしましょう。

そんな訳で センターで保護された 飼い犬の所在が分からないまま 清川村での再会となりました。



僭越ながら、これまでの飼養管理についてお尋ねもしました。(写真の掲載については飼い主さんの承諾を得ております)


はじめくんは現在 12歳のおじいちゃん犬。

猟をされる方から   罠で後肢をケガしてしまったはじめくんが2歳の時に
飼い主さんが ご自宅に引き取られたそうです。

それから10年


今も痛々しく残る脚のケガや
過去に患ったであろう耳血腫の跡など治療歴を確認しても しっかりとケアに努めてこられたことが伺えます。

当然のことながら
狂犬病予防注射記録の押印は 今年で11カ所目



訪問調査を実施した 印象も
地方でごく普通に見かける 一般的な犬の飼養です。

歴代使用してきた首輪からも

ここで 10年の歳月を家族と暮らしてきた思い出が垣間見えます。



きっと
彼はここに戻ることが 幸せなんだろうなぁ





正式に譲渡(事実上の返還)を出来ない理由はなさそうだ。


再び逸走してしまうことのないように念を押し、
高齢犬であることを考えてあげてくださいとお話した後 搬送日の調整を行ないました。




さて、 そうなると 話は早い

しっぽ村での朝のおさんぽを済ませ、


(三太くん はじめくんを見送ってあげてね)



鑑札やマイクロチップの登録を最終確認




そして いよいよ 出発準備です


搬送中は 一言も発せず

お昼寝している様子でした





到着して

近所を少し お散歩しました。




見覚えある景色に 戸惑っている様子でしたが、


はじめくんを 見た 近所の方々が

「イチ⁈」 「イチに よく似てる犬だねー」


と ザワザワ。



理由を簡単にご説明すると

皆さん 笑顔で喜んでおられました(^^)



はじめくん(イチロウくん)

近所でも人気者だったんだね(^^)





飼い主さんに 大好物だった ガムをもらうと

嬉しそうに食べてました



慣れ親しんだ環境か、

すぐに 潜り込んだ犬小屋は

中に電気ヒーターのある 湯船!

保温効果は大きそうです




また ここで 暮らしていけそうだね


それでは 私は帰るよ。



ほら

淋しそうな顔をするんじゃない


家族が キミのごはんを準備している




元気でな イチロウ!




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