初期のコルポーターたちへのガイドブック 4ページ目 | 日本におけるJWの歴史を考察するサイト

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4ページでは引き続きコルポーターの仕事についての前書き的な説明が続きます。

 

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真理の霊が、聖なる者をさらにこの事実を感謝するようにと駆り立て、出版物を配布するようにと動かす。それぞれの状況によって、ある方法をとる人もいれば、別の方法をとる人もいる。ある人は、本を友人に送り、それを勉強してみようという欲求に火をつけるために手紙を書く人もいる。別の人は、毎週一日、二日、もしくは三日半を割いて自分の町と近隣の町で配布活動をしてる人もいる。また、非常に多くの人々が、可能なところで、すべての時間と体力を真理を広めるこの方法に捧げられるように、物事を取り決めている。

 

この業に捧げられてきたエネルギーと、王の自己犠牲的な僕としての成功する方法は、「聖書研究」の第一巻が(1912年時点で)500万冊配布されてきたという事実によって十分に証明された。そして需要はさらに続いている。

 

これらの素晴らしいコルポーターたちは、ほとんどすべての市や町や村を回り、主が最初に地上に来られた時に採用された宣教の方法をはっきりと思い出させている。主は、会堂や司祭、パリサイ人の横を通り過ぎて行かれ、彼の忠実な弟子たちを家から家、また町から町へと送り、「定めの時は満ち,神の王国は近づきました。あなた方は悔い改めて,良いたよりに信仰を持ちなさい」というメッセージをふれ告げた。なんと偉大で、栄光のある奉仕だったのだろう。名目上の祭司たちからどれほど軽蔑されていたとしても、疑いなく、それらの人々は「忠実な祭司級」の真の成員だった。

 

コルポーターの仕事は、もはや単なる経験ではない。もしあなたの心が喜びのおとずれで満たされ、他の人々を祝福したいと切望しているのであれば、そしてもし、それゆえにあなたの願いが主に仕えることなのであれば、なにか資格を満たせない問題があったり、果たすべき他の責務がない限り、間違いなく成功するだろう。以下の提案は助けとなるだろう。そしてそれに従うなら、より早く熟達するだろう。あなたの最初の成功や失敗がどんなものであれ、バランスを保ち、主に頼りなさい。そしてすべての失敗と利益から学び続けなさい。あなたは、もし人々が真に理解するならすべての人が欲しいと思う本を持っていることを覚えておきなさい。それには偏見はない。もし、あなたが人々に話しても、ほとんど深い関心を持っている人がいないように思える時、教会(昔、JWは救われる人々の集団を教会と呼んでいた)は「小さな群れ」に過ぎないことや、隠されている真理を見つけるのは素晴らしい特権だということも覚えておきなさい。聖なる人が、一日に一人、あるいは週に一人だったとしてもである。関心のない人に買われた本は、しばしば彼らから関心のある人に渡ることがある。また最初は反対していた人が、のちにしっかりとした擁護者になることもある。そして、「あなた方の労苦が主にあって無駄でない」と神は約束しておられることも覚えておかねばならない。祈りをもって収穫の業に前進しよう。ただ、主の好意と是認を願いながら、あなた自身の心が大いに慰さめられたのと、同じ慰めの青写真を他の人に運ぶ特権を楽しんでいこうではないか。そうするならば、失敗することはない。神は確かにそうした願いを授けて下さるだろう。

 

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さて、次のページからは具体的にどのように区域を決めて回れるのか、実際的なことが提案されています。