この、RIAAと他のEQカーブとの違いの話ですが、実は、10年以上前に、一時
(狭い範囲の世界に)話題になった事があります。
それは、
私が、折々に聴いているこのフルトヴェングラーの第9に関する話で、
と言うCDが、当時はまだ在った梅田の”ワルティ”にオーストラリアの
ほぼ新品未使用のレコードが入り、そのレコードをEMT938から
ほぼダイレクトカッティング状態で作成されて販売されたことがありました。
私も、ワルティの店長から、委託されていたEMTの新品のカートリッジを
分けていただいた事がありました・・・
で、その音が、”みずみずしいんだけど、何か違う”、と、いう話になり、
当時のEMIはCOLOMBIA系のEQなのに、RIAAで再生したかららしい
と、いう話になりました。
私も、オイロダインなり、コアキシャルなりで頻繁に聴いており、
オリジナルに近い音源だと、こんな(若干)ハイ上がりの音になるんだ
と、思っておりましたが、よく考えてみると、
Marantz7cにも、McIntoshC-11にも、"old col LP"ポジションがある
と、言うことに気付き、聴いては見たのですが、あまり真剣に聴いたわけではなく、
こんなもんだろう
程度にしか思っていませんでした。
で、今回、真剣にMarantz7cの"old col LP"ポジションで聴くと、お恥ずかしい話、当時は
第一楽章から入ってちょっと聴いただけだったのが、第3楽章、第4楽章と聴いていくと、
ちゃんと4人の合唱が私の気に入るように聴こえ、”こんな音楽だったんだ”と、改めて感心しました。
やっぱり、Marantz7cとMcIntoshC-11は、やめられないな
という結論でございます(笑)。
・・・あとちょっとだけ、PostScriptがあります。








