トニーさんの屋号を見て、そういえば、私にもあったなぁ、と、思い出しました。
一つは、

で、これは、

という、LinnのAxis用のアルミ削りだしの上面を私が設計して作ってもらった時、考えた”AnalogUNlimited!!"というやつです。これ、本当に音ががっしりして定位が違います。勢いに任せて、標準タイプ、SME用及びEMT用を考えて削り出してもらい、えらい金額になったのを忘れていました、いや、忘れたかったのかも。
本命は、

で、24歳の時、オーディオのクラブを作って伊藤先生を呼ぼうという話になった時、
”ワイドレンジクラブ”というのがあるなら、こちらは”NarrowRangeClub"だ
という、これも伊藤先生が喜んだ名前を付け、伊藤先生に来ていただいて記念講演(?)をしてもらった時に、20個作りました。確か、東京では、関本のお客様と宮さんが持っているはずです。宮さんにも、一度、会いたいなぁ。
で、伊藤先生と、デザインした友人、私、私の友人で伊藤先生の前でしゃべらなかったやつ、の4人だけ、裏に名前を掘り込んでいますが、事務局の、オーディオショップをやっていた友人のは、名前が掘り込んでいません。これは、伊藤先生流のお作法で
お店の人間は、お客が欲しがるようなものを持っていてはいけない
と、言うのがあり、
高輪の試聴室へ出かけて、”NarrowRangeClub"の話をして、私が


このシーメンス・ヘラスケのスピーカー用のマークを頂いた時、友人が
先生、僕にもください
と、言ったのですが、伊藤先生に
君は販売する側だから、お客様が欲しがるものを身に着けるような真似をしてはいけない
と、断られました。この考え方に、社会人になって間もない私は、しびれました。