自閉症スペクトラムの息子の話です。

 

 

保育園を追い出され、息子でも預かってくれる園探しが始まりました。

 

この事件があってから、

 

保育園にも通えないほどうちの子は悪い子なのか・・・

そんなに周りに迷惑なら、

 

息子と二人で死のう

 

と思う日々。

 

悩みながらも、今できることをはじめました。

 

 

すでに4月入園に向けて、家の近くで行きたいと思う園には見学に行っていました。

 

ただ、本当に発達障害かどうかわからないし、この年齢ならもしかしたら普通なのかも?とも思っていたので、特に発達障害のことは見学の際に話していませんでした。(話す機会もなかったし)

 

ですが、市役所の保育課からは、

 

「こういう感じの子だが、受け入れて貰えるか?」

 

をそれぞれの園に確認するように言われました。

 

なので、既に見学に行っていた園には電話で確認させて貰いました。

 

 

「発達障害かもしれませんが、受け入れ可能ですか?」と。

 

 

第一希望だった園の返事は

 

「うーん、申し込むのはいいけど、入れるかわからないよ」

 

でした。

 

 

口コミで評判の良かった園も

 

「申し込むのはいいけどね」

 

みたいな面倒そうな返事。

 

 

家から一番近いけど、建物が古くて子供達が泥だらけで、

でも、

息子にはとても合っていそうで、

第一希望にするかしないか迷っていた保育園は、

 

「大丈夫ですよ!ニコニコ

 

と即答。

しかも、そんなの当たり前でしょニコニコという感じの、何故そんな事を聞くの?と言わんばかりのとても明るい対応。

 

他にも「大丈夫」と言ってくれた園はあったけど、ここが一番快く対応してくれました。

 

 

そして、

家の近くだけでなく、通える範囲の保育園を全て見学。

 

これ以降の見学の際は、前の園でどうして退園になったのかの理由を書いてもらった書類を見せました。

 

「こんな保育園があるんですね…大変でしたね。一歳児クラスではよくあることなのに」

 

と、殆どの園で言ってもらえて、少しホッとしました。

 

 

うちの子はどこにも入れないかも…

 

という思いも和らぎました。

 

 

最初に見学に行った園は、たまたま「障害児指定園」でした。

 

親法人が障碍者の就労訓練を行っているところなので、保育園の先生もそこで勉強しているとのこと。

 

市役所では「障害児指定園」という存在を教えてくれなかったので、そんな園もあるんだとビックリびっくり

 

見学すると、障害児でも過ごしやすい工夫が至る所に見られました。

 

例えば、

一日のスケジュールを絵で描いている保育園はよくありますよね。

 

でもここは、

自分たちの写真が貼ってあるんです。

 

朝のあいさつの写真、

手を洗っている写真など

自分たちの写真だと子供たちも興味をもって見るので、次に何をするか

わかり易くなるとのこと。

 

さらに椅子を並べるときに、

2歳児クラスは丸い円の形にテープが貼られ、さらに自分の椅子をどこに置くかのマークがついている。

3歳児クラスは、円が半分になり、

4歳児クラスになると円もマークもなくなる。

 

とか、

 

2歳児までは自分の顔写真が名札の代わりに棚に貼ってあり、3歳になると文字とマーク、4歳児になると文字だけになる。

 

とか、色々な工夫がされていました。

それぞれ、先生達がどうしたら子供達が過ごしやすいかを考え、実践しているとのことでした。

 

 

次に行ったのは、

 

認定こども園。

 

ここも偶然にも障害児指定園。

 

園の方針に特色があって、

園児の服・持ち物は、

 

原色NG!

キャラものNG!ポーン

 

「園児に刺激があるから」

ということでした。

 

キャラものがNGというのは

なかなか衝撃でした。

 

こだわりの園庭には遊具なし。

自分で工夫して遊ぶように土の山があるだけ。

 

さらにトイトレは他の園のように皆が決まった時間に行くのではなく、

 

担当の先生が、その子がトイレに行きたいサインをだしたときに連れて行くポーンポーン

 

それって、先生が子供たちを

よく見てるってことですよね。

 

最高じゃないですか!!おねがい

 

 

次に行った公立の保育園は、駅近でエリア内で1番人気。

なので、説明会の参加人数も物凄く多かった。

説明会が終わってから、園長先生と副園長先生が話を聞いてくれ、

 

「そういう子は優遇されるから、ここなら入れるから希望を出しなさい」

 

と言ってくれました。

 

さらに、最後に行った私立大学付属のこども園は、「インクルーシブ」に力を入れているそうで、

 

様々な特性を障害でなく、個性として大切にする

 

という方針だそう。

大学で障害児教育の研究が進められ、実際に地域の特性のある子の療育プログラムも実施している。

 

 

私が知らなかっただけで、受け入れ可能な保育園は沢山ありました。

 

 

見学に行く前は、進んで受け入れてくれる園があれば、そこに申し込もうと思っていました。

 

が、意外にもそんな園が何園もあり、迷うほどの選択肢おねがい

 

それでも、うちの子の手の掛かりようが酷すぎて、また退園することになるかも…という不安は完全には拭えませんでしたが、お先真っ暗という気分だけはかなり軽くなりましたニコニコ

 

そして、今回学んだことは、

 

「ネットの口コミを信頼しすぎてはいけない」

 

ということ。

追い出された園もあるサイトの口コミ評価は良かった。

でも、そのサイトは「良い評価」しか書いてはいけなく、「悪い評価」を書くと掲載されない方針でした。

で、口コミ投稿するとポイントが貰える。

 

そりゃ良い評価になるわチーン

 

ちゃんと自分の目と耳で確かめる必要がある!

ということが分かり、勉強になりましたニコニコ

 

 

 ②へつづく