予備試験や司法試験の短答式試験における力の入れ方・抜き方について、書いておきます。

 模試を受けるので精一杯で、受験スタイルを決めていない人は、参考にするとよいでしょう。逆に、模試で自分なりのスタイルを決めた方は真似しないで下さい。

 

 

1 とりあえず全問を真面目に解く

 当たり前ですが、ちゃんと解かなかった問題は、当てずっぽうでマークして正解率が計算上20%ですので。

 なお、「どっちだ!?」と迷った時の直感は、意外と当たっていることが多いので、初見で解く際の選択は真面目に。

 

2 自信を持って正解できる問題は、マークシートを塗り潰す

 見直し不要な問題については、思い切りよく塗り潰す。

 高得点の人は、当然、初見で自信を持って塗り潰せる問題が多い。そういう人は、当然、合格しやすい。

 少なくとも予備試験は、素直な問題が多いので、悩む場面は限定的。

 

3 「2」で塗り潰した問題は、問題番号に「OK」や「済」等の表示をする

 限られた時間を有効に使うために。

 

4 「2」で塗り潰さなかった問題を、再度真剣に悩んで解き、マークシートを塗り潰す

 正解する確率を少しでも上げるために。

 

5 それでも時間が余ったら、「2」で塗り潰した問題の見直しをする

 絶対に正解だと思った問題で失点をゼロにするために。

 

 

 以上です。このような処理手順にした理由として、マークシートの塗り直しを最小限にするためです。HB鉛筆でしっかり塗ってから消しゴムで消そうとすると、結構消えにくいのです。こういうところでイライラしたり不安になったりしたくはありません。

 

 なお、一般教養科目では、問題冊子の白紙ページに、問題数の数(年によって40~42で変動)だけ番号を書いて、絶対正解なら◎、おそらく正解なら○、二択まで絞ったら△、当てずっぽうなら×、と区分し、正解の蓋然性が高い問題から優先してマークする。

 

 こうして見ると、当たり前すぎて馬鹿みたいですが、少なくとも実力を出せずに終わることはないでしょう。試験まで2週間を切りましたが、最後まで緊張感を保ってインプット確認をしましょう。