予備試験論文式試験まで、残り2週間というところですが、7月1日(土)と2日(日)に模試を受けた場合、残る休日は、8日(土)、9日(日)、前日の15日(土)しかありません。

 

 平日は隙間時間に典型問題を見て論点思い浮かべつつ、論証記憶の確認をするのに使っているかと思いますが、答案を書ける土日は残り3日分しかありません。

 

 7月1日(土)と2日(日)は、出来の悪かった答練の書き直しは勿論、書く分量の多い予備試験過去問を書くなどしましょう。例えば、平成27年の刑法、同26年の刑事訴訟法。

 また、典型論点ではないが条文の基本的理解を問う過去問として平成26年の民事訴訟法も解いておきましょう。

 

 7月15日(土)については、①14日(金)に有給休暇を取れた場合は、14日(金)に2日目科目のあやふや論点の総チェックをして、15日(土)に1日目科目のあやふや論点の総チェックに充て、②14日(金)に有給休暇を取れなかった場合は、15日(土)午前に2日目科目の総チェック、午後に1日目科目の総チェックに充てることになりましょうか。

 1日目科目の総チェックは、当然ですが刑事系メインで。憲法と行政法は誰でも書ける典型論点の確認に時間がかからないので、憲法なら事実の拾い上げ方と評価の例、行政法なら本案での裁量の逸脱・濫用のパターンを見直しておくくらいはしましょう。

 

 以上、思いつくまま書いてみましたが、あやふやな論点を書けるようにするチェックの繰り返しで時間が過ぎ、試験本番を迎えることでしょう。

本番までに完璧な状態で受験できる人の方が少ないので、誰もが書ける論点を確実に書けるようにすることを優先しておけば、ミスの少ない人ほど、ギリギリでも合格を狙える水準に来ます。