予備試験経由で司法試験を目指す人にとっての最大のヤマが予備試験の論文式試験です。

 合格した皆様、おめでとうございます。勝利はもう目前です。

 

 今年は論文合格者数429人で、昨年より1人増加。

 他方、受験者数は2327人と昨年より118人増加なので、倍率は5.16倍から5.42倍に上がっていることに。

 

 受験者数が約5%増えたのに合格者数は横ばい同前なので、法務省としては、これ以上は合格者数を増やさないつもりなのでしょうか。

 

 正直、予備試験出身者が法曹界の主流になって欲しいですし、法科大学院がもっと不人気になってどんどん廃校になり、将来的には予備試験が司法試験になってしまえばよいとさえ個人的に思っていますので、予備試験の合格者数が増えて欲しいとは思います。

 

それでも、予備試験合格者が増えれば、それだけ彼等の翌年の司法試験合格率が下がる恐れがあるので、この人数規模でよいように思います。

 

 とにかく、論文試験合格者の皆様は口述試験まで時間がありませんので、持てる時間を全て口述対策に振り向けて下さい。私は論文合格後には、予備校の口述模試に申し込みまくり、ひたすら口述対策をしました。

 激務サラリーマンでも何とかなりますので、最後の瞬間まで希望を捨てずに勝ちを拾いに行って下さい。絶体絶命だと思ってもチャンスは必ず転がっていますから。