「姿勢・構造・生体力学」は「痛み」と関係ない説 16 PSBモデルの臨床的ハードル | はり灸ガルボのアメブロ

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歩けないほどのギックリ腰も歩けるように
加古川市 鍼灸院 トリガーポイント アクティベータ・カイロプラクティック

更新が遅くなりました(-_-;)

続きです

 

 

 

 

元ネタはこちら

 

 

 
 
 
 

前回までのまとめ

  • 病状や疾患の経験は、個人の生物学的・心理学的側面の中で組織化されます。生体力学的要因で病状が悪化するかは明らかにされていません。

  • 体のシステムには、非対称性や不完全性が存在しても障害や症状が発生しないようにするための予備能力があるようです。

 

■3 つの臨床的ハードル


PSB(姿勢、構造、生体力学) モデルは

不要な複雑さと実践へのハードルがあります

 

 

PSBモデルで克服すべき最初のハードル

PSB要因が腰痛に影響する重要なレベルを特定/定義できないこと

この重大なレベルを個別に予測することは不可能です

 

 

次のハードルはPSB要因の評価の信頼性
PSB因子を評価する検査の多くは

特に脚の長さの違い、組織の質感、骨盤の角度、および個々の椎骨の位置など

 

より正確で詳細な検査では妥当性または信頼性が低いことが現在十分に確立されています

(McCaw & Bates , 1991; Mannello, 1992; Panzer, 1992; Levangie, 1999a,b; Hestbaek & Leboeuf-Yde, 2000, syst. rev.; Dunk et al., 2004; Seffinger et al., 2004; van Trijffel et al., 2005; Hollerwöger, 2006; May et al., 2006; Paulet & Fryer 2009)

 

 

2つのハードルを見落としたとしても

克服すべき第3のハードルがあります

 

 

固有のPSB要因を修正するのに

手技療法や特定のエクササイズでどの程度効果的ですか?

 

 

これらの臨床ツールだけで、

足の力学、脚の長さの違い、骨盤の傾き、脊椎の位置、および脊椎の曲線を永久に変えることができますか?

恒久的な適応性筋骨格の変化には

その人のデフォルトの日常使用をはるかに超える身体的過負荷が必要です (Lederman、2005 の議論を参照)

 
 
うーん疲れますね
この論文
一応専門家としては避けては通れないと言うか
そのためここで紹介してるのですが
基本が否定的な内容なので気分がしんどくなります(;^ω^)
 
 
まぁ、頑張りましょう
 
 
今回は臨床上PSBモデルを完全に適応するには障害(ハードル)がありますよって話ですね
 
 
1つ目は構造的に腰痛に影響する部分がどこかを特定できないことです
骨盤の傾きですか?
足の長さの違いですか?
太腿の筋肉の硬さですか?
それともそれら全部?
 
これは東洋医学的にはよくある考えというか
そういう複雑系を大雑把にとらえて
そのままの状態で傾向を捉えようって思想があるので
個人的にはそこまで気にしてなかったりします(^_^;)
 
 
 
2つ目が評価(検査)の信頼性
この辺は施術者の技術とかって話になってきます
例えば同じ検査でも
人によって、時と場合によって、
角度がずれたり、長さがずれたりします
PSBモデルではそういう微妙な差で腰痛になる、という説明が多いですが
そういう微妙な差は誤差で出てしまうんですね
だから信頼性がない、ってことだと思います
 
 
でも正直この辺は自分はチェックします
これを知った上でやってます
何ミリとか何度とか細かい数字までは測りませんが
大雑把な程度の変化としてわかりやすいからです
 
 
 
 
問題は3つ目です
「恒久的な変化」
ようはマッサージや整体で一瞬体が変わったとして
それがずっと持続するのか、って話です
多分半日も保たないですね
鍼治療でも3日か長くて1週間もすればもとに戻ります
 
 
それで慢性化した腰痛が治りますか?
多分無理ですね~魂が抜ける魂が抜ける魂が抜ける
 
 
私のところに来てくれた患者さんにはこういう話は必ずしてます(多分…忘れてたらすみません🙇‍♂️)
鍼治療は軽くはなりますがそれでも3日か長くて1週間しか効果は持続しません
治すのは鍼治療じゃありません、って話です
 
 
 
次回はこの3つのハードルの具体的な内容です