飲み会の場で

「酒が五臓六腑に染み渡る~~」とよく聞きます

 

 

 

この五臓六腑

「鍼灸師やねんから当然知っとるやろ!」とツッコまれたとき

一つだけはっきり言えない臓腑があったので

ここに書いておきます

(前にも書いたような…重複してたら(m´・ω・`)m ゴメンナサイ)

 

 

 

五臓六腑とは

 

肝・心・脾・肺・腎

の5つが五臓

 

胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦

の6つが六腑

 

 

 

臓は中身がつまってます

腑は中がスカスカ

 

 

 

問題は六腑の最後の三焦です

三焦ってなんじゃ~~!とツッコまれうまく返せなかった経験があります

 

 

 

結論から書くと三焦とは腹膜のことです

『類経 目・32巻・図翼11巻・附翼4巻』(京都大学附属図書館所蔵)より三焦の図を加工

https://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/item/rb00005777#?c=0&m=0&s=0&cv=1788&r=0&xywh=-2620%2C-264%2C12122%2C4799


類経という本で西暦1500か1600年ごろ書かれた本です
見やすくしてみると

正直個人的な三焦のイメージは↑コレ



「三焦はへそのこと!」って書いてる同年代の日本の本もあります
へその奥は腹筋とかもなくてすぐに腹膜があるので
あながちズレた考えではないのかな~と思います



しかしこの三焦
現代でも色んな説があって
実はなんと答えは出てません
腹膜だ!というのはあくまで私個人の考えなわけで



一番最初に「これが三焦や」と言った人や本は
戦争やら政治やらで本が焼かれたり書き直されたりで
よくわからなくなっています



三焦 腹膜説
三焦 膵臓説
三焦 リンパ説

あたりがよく聞く話です



ちなみに現代医学的には
腸間膜が一つの臓器としてはたらいているのでは?というニュースを去年見かけました

 

 

人体から新たな「臓器」が見つかる

http://gigazine.net/news/20170104-brand-new-human-organ/


三焦 腸間膜説?

 

 

 

 

 

三焦は上中下に分かれていて

上焦の病気→発汗障害
中焦の病気→消化不良
下焦の病気→尿閉

と言われています

この辺は自律神経も含まれているのかもしれませんね

類経の図の通りだと交感神経節等のある部分も含まれているので実際そうなのかもしれない

 

 

 

 


参考:
三焦に関する大友一夫学説の妥当性
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kampomed/69/1/69_57/_pdf