「父ちゃん、電車に乗ったかえ?」
と、母ちゃんからメールが来たのはちょうど勤務先からの最寄り駅で地下鉄に乗り込んだとき…。
 まるでどこかで見張っているかのようなタイミングです。

「電車に乗ったら今日の母ちゃんクイズの正解発表をアップしておくれよう❗」

 座れたので少し居眠りしたかったのですが、母ちゃん命令絶対です。

 というわけで、今朝出題したのは以下の動画でしたが、お分かりになりましたでしょうか?

 折り返し運転の列車の幕式行先表示器が回転しているのですが、両毛線から始まり吾妻線、上越線などの行先表示が現れたあと止まったのは信越本線の横川駅。
 ということは、この列車は横川行となる?

 いずれにしても、表示が動いて現れる行先を見ているとJR東日本高崎車両センター所属の211系直流型電車であることは察しがつきます。つまり、この編成は高崎駅を中心とした北関東地区のローカル列車として運用されているのであろうと…。


 道路の側溝に被せてあるのは開業以来昭和38年までこの駅から先の66.7‰という急勾配に列車を走らせるために採用されていたアプト式のラックレールを再利用したものです。
 冒頭の動画の背景とこれらのヒント画像ですぐにお分かりになった方が多いのではと思います。
 
 かつてこの急勾配を通る列車は例外なくこの峠だけを働く場としていた電気機関車が配置されていた機関区の跡地には全国の国鉄~JR線で働いていた鉄道車両がたくさん集められて展示されています。
 カバー画像の「白鳥」イラストマークもヒントだったりします。もちろんこれは本物ではなく、下の画像の幼児向けの乗り物のイラストマークを拡大したものですが…。
 かつて日本海縦貫線を通っていた大阪~青森間の特急「白鳥」の元祖はここも通っていました。ただし、それはディーゼル特急時代でしたからこのような485系電車では通っていません。しかし、ここを初めて通った特急列車は「白鳥」でした。ここを通っていた「白鳥」は上野~長野~直江津~金沢~大阪を結んでいた編成で、大阪~直江津間において列車で青森発着の編成と併結して走っていました。
 この先は線路が続いていましたが、新幹線が長野駅まで開業して廃止されました。
 生涯を前述の急勾配だけを働き場所としていた電気機関車EF63型
 この峠においてEF63型と連結して協調運転できる設計が施されていた189系特急型電車
 国鉄時代はこの国鉄特急オリジナルカラーでしたが、JR東日本となってからグレードアップ改造された編成は下の画像のような塗装となり、やがて長野に所属する189系と489系すべての編成が下の画像のようなカラーとなりました。

 この峠を通過して上野駅から日本海側の直江津駅までダイレクトに客車を牽引したEF62型


 有名な「峠の釜めし」おぎのや
 
「正解はJR東日本・信越本線横川駅でしたよう🎵
「みんな~❗正解したかな?」