今回の母ちゃんクイズの正解は栃木県那須烏山市にあるJR東日本烏山線・滝駅でした。

  意外と簡単だったようで…(汗)。


 栃木県の県都・宇都宮駅から二つ目の宝積寺駅で東北本線から分岐し、終点の烏山駅のひとつ手前にある小さな無人駅。
 駅から数分歩いたところに龍門の瀧があり、その向こうを通る列車と絡めて撮影することができますが、列車がやってくるのはおよそ2時間に1本…。
 また、急な坂や石段を通らなくてはならないので冬場は凍結して危険であり、夏場はきっと暑さが酷いので、訪れるなら春か秋といったところでしょうか…。

 滝駅ホームから宝積寺方を撮影。
 非電化ローカル線ですが、営業キロも短いことからいち早く新型の蓄電池型電車EV-E301系(ACCUM)が導入されました。
 この電車は電化区間である東北本線ではパンタグラフを上げて集電しながら走行、宝積寺駅停車中にパンタグラフを下げて烏山線内は蓄電された電力で走行、折り返しの烏山駅には架線が張られた充電設備があって、停車中はパンタグラフを上げて充電するという方式です。
 のちに秋田県の男鹿線にも同じ方式の交流20000V用のEVE801系(ACCUM)が導入されています。
 蓄電型電車やハイブリッド式気動車の実用化によりJR東日本の非電化ローカル線の車両の置き換えが今後加速すると思われますが、烏山線や男鹿線のように電化されている主要幹線から分岐して営業キロも短く、近隣に非電化路線があまりない非電化路線はこのACCUMが導入されるのでしょうか?
 地方では磐越西線の電化区間である会津若松~喜多方間の電化設備を撤去して非電化路線としてハイブリッド式気動車ての運行に切り替えるなんてニュースも流れていますから、地方のローカル列車の車両の勢力図も近い将来大きく変化しそうです。

 私のような昭和世代ファンにとっては、国鉄型車両ばかりかJR世代の車両でもどんどん新型車に置き換えられてゆくのは寂しいものですが、沿線の利用者にすれば新しくて軽快できれいな車両に変わることはよいこと…地域の足としていつまでも頑張ってほしいと思います。

「父ちゃん父ちゃん❗」

「ん~?」

「この記事は母ちゃんが出したクイズの答えなんだから父ちゃんの解説なんかどうでもいいようムカムカ

「そ、そうか…」

 この烏山線の起点は宝積寺、そして途中には大金という駅もあり、終点の烏山駅での各駅にはそれぞれ七福神まで配置(?)されているというのに、烏山線に乗車したからといって宝くじが当たるわけでも裕福になれるわけでもありません。でも、何か御利益があるはず…と、思い込むしかないのです。