「父ちゃん、今日はどこを徘徊してたんだえ?」
「今日はたくさん歩いてきたぞぉ~」
「そんなに歩いてきたのかえ?」
「埼玉県から群馬県を通って栃木県までな…」
「ひょえ~
そんなに歩いてきたのかえ?」
「うん。意外とあっという間だったよ」
「凄いよう❗父ちゃんは韋駄天だったんだねぇ」
というわけで…母ちゃんの感嘆の声を受けて前回の続きです。

埼玉県・群馬県・栃木県の三県境へとやってきました。

渡良瀬川流域の田園地帯に位置する何の変哲もない場所ですが、道路からその地点までの通路がきちんと整備されています。
関東平野のど真ん中といってもいい内陸部…真夏に訪れる気にはなれないでしょう。

手作り感満載の立札に好感が持てます。

用水路が県境に沿って設置されています。

とりあえず三県踏破(?)の記念撮影を…。

埼玉県加須市

群馬県邑楽郡板倉町

栃木県栃木市
三県踏破を果たしたところで向こうから初老の女性数人がお喋りしながら歩いてきたので3密を避けて入れ替わりに退散することにしました。

次へ向かうのは前回の記事で説明した渡良瀬遊水地へと向かいます。
三県境からすぐのところに見える堤防へ…。

この上の堤防道路を渡れば足尾鉱毒事件における毒物を沈殿させるために造られた谷中湖、その結果として本州以南最大の湿地へと成長して数多くの野鳥の楽園としてラムサール条約登録された「公害事件と環境保護」という相反するふたつの顔を併せ持つことになった渡良瀬遊水地です。

かつて谷中村が存在していましたが、国の施策で行われた鉱毒沈殿のために水没することに…。

赤城山を遠望します。
当日は曇天でしたが、北関東の山並みははっきりと眺めることができました。
次回に続きます。