107系電車。
JR東日本が国鉄時代に急行型電車として活躍していた165系電車を廃車し、機器を流用して車体を近郊型として新製した電車です。

高崎にて。
1988年から1991年にかけて製造された形式で、国鉄分割民営化後まもなく設計・製造されたこともあり、車体のデザインは末期の国鉄近郊型電車の雰囲気を醸し出しています。
165系急行型車両は国鉄の増収策の一環として実施されていた急行列車の特急格上げによりローカル列車に転用されていましたが、ドアが片側2箇所、デッキ付きという優等列車スタイルだったためにラッシュ時の乗降に時間がかかること、車体そのものの老朽化もあって機器を流用して車体が新製されました。
デビュー当初は好きだった急行型車両が近郊型の車体に載せ換えられたことで魅力を感じませんでしたが、日帰り旅で群馬県や栃木県を訪れているうちにこの車両に見方が変わってくるるようにになりました。
シートの奥行きが深く感じられ、いつも座っていて睡魔に襲われていました。
それが心地よくて、セミクロスシートの115系ではなくてガッカリしつつも座っていていつもうたた寝してしまったのでした。

しかし、一部の車両は群馬県の上信電鉄に譲渡されて相変わらず高崎駅に姿を見せています。
生き残った彼らの活躍が少しでも長く続くように願っています。
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視ていないのでわかりません。



