今回の記事は違った観点から書いてみようと思います。
三重県の県開発米「神の穂」
親は父が夢山水(交配時は中部酒97号)、母に「越南165号」・・・調べました。
ほぉ、父が夢山水なのですね。
認定されたのが2008年度、新しいお米です、偶然にも「石川門」と同年ですね。
数ある新酒米の中からこちらを選んだのは、皆さんが寝かせている09年の而今神の穂火入れ
これが今どう熟成しているのか知りたいですよね?
わたしもこのお酒の出来たてを飲んだかもしれませんし、飲んでないかもしれません。
何しろ記憶がないので味どころか飲んだか飲まなかったのかさえ定かじゃないのです。
そしてわたしは寝かせているわけじゃございませんのでどうでもいいかと言えばそうじゃない。
やはり知りたいです。
寝かせていらっしゃる方々・・・どなたか使用酵母が9号か三重酵母か教えて頂きたいです。
酒米フェチがいくその一の「石川門」は手取川の普段の酒質から「石川門」の米の特徴が
少しだけ解った気がします。
でも今回は購入時よりわかんないだろうなぁ~が本音でした。
お酒の味の決め手は米だけじゃありません。
醸す人が違う、仕込み水が違う、それを踏まえて米がどの程度酒質に影響を及ぼすかなんて
わかりません。
それに出来たばかり(と言っていいかと)の米、この米の本質をどこまで引き出して醸されているか。
なんだか生意気なことばかり言ってます^^;
蔵のご苦労の賜物を頂く身にとっての失礼お許し下さいm(__)m
ちなみにかなり前ですが家飲みで瀧自慢は飲んだことがあります。
もちろんまだ「神の穂」が世に出る前ですので違うお米で醸されたものです。
こちらの瀧自慢 神の穂は使用酵母はハッキリとした記載なし。
酵母・・・特に三重酵母かそうじゃないかでかなり違ってくる気がします。
香りがあると言われている三重酵母ですが香り云々より而今では9号に比べて酒質に
混濁感が出てしまうと言うのがわたし個人の思いです。
混濁感と言うと聞こえが悪いかもですね、言いかえれば透明感が失われてややくもる。
毎年一発目で出るにごりは三重酵母を使っていても滓と発泡感でこれはクリアされて
いると思います。
「神の穂」に戻りましょうか。
神の名を持った穂・・・神々しい名前です。
伊勢神宮のお膝元である三重県らしい。
セピアな山々をバックにブロンズの箔文字、大変綺麗なラベルですね。
「石川門」の時はしっかりとした旨みを出す・・・こんなイメージを持って頂きました。
見事にはずれてましたが(笑)
「神の穂」は生産量(作付け)が少ないのか、中々お目にかかる機会がありません。
而今のチャレンジ米は毎年火入れで出されますが、こちらもひやおろしでした。
一度火を入れて熟成させる方が良いお米?・・・これはイメージより疑問符として。
頂いてみて香りは仄か、三重酵母じゃないなと思いましたが、ちなみに冷やです。
含みは柔らかいです。
穏やかな米の旨みに寄り添うような酸味が程よい膨らみを持たせてました。
ただ、口にする度に苦みだったり、渋みだったり、熟味だったり味が流れるんですね。
それはそれで味わい的には愉しくて旨いと思ったのですがしばらく寝かせてみました。
約1週間ほど。
今度は冷やでは味わいがほぼ平坦、滑らか過ぎてスルスルと入っていってしまいます。
温度が戻ると・・・旨みの中心部分に散りばめられた角のある甘みがぶつかりあっては弾けるように。
この凝縮された甘みが独特の含み香を放ってました。
やや和テイストな甘み。
旨いです!
これは燗をつけたらこの角が取れて円やかな甘旨みになるのではないか??
しかしその前に空いてしまいました^^;
このお酒冷やより、やや温度戻してから、そして常温、極めるには燗を付けるべき・・・ではないか??
1本では曖昧な感想でしかありませんが。
而今の神の穂、2年の眠りから覚ますのに開栓後、2週間は待ってあげて欲しいかなと思ったり。
あくまで想像の域をでてませんので自信は全くありません(笑)
瀧自慢酒造
購入先のあべたやさんの感想は常温がおすすめでした・・・さすがですm(__)m
因みに先入観を除くため記事書いてから拝見しましたが、リピートしてもっと極めようと
思ったらもう完売でした・・・先に読むべきでしたかね。。
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