この日はミクロ級の細かい仕事で肩が凝った。

乗り換え駅のショッピングセンターに、マッサージ椅子があります。最新式が12分300円。お手頃なのでやってみたらずいぶん楽になりました。こりゃありがたい。こんな日はちょくちょく利用するとします。

さて、ピザでも食べたいけどサイゼ行き過ぎです。ここはこらえて、下で買って帰るとします。

せっかくデカパンを買ったし、丸ごと焼いてみたい。トースターだと切らなきゃ入りません。

これは母親直伝の技。オーブンなんか無かったあの頃はアルミホイルでしたが、今はオーブンシート。フライパンとシートの間に水を入れてふたをして蒸し焼きにすると、チーズが満遍なく溶けてウマイんです。チーズ側に焼き色はつきませんが、しっかり水をとばせば底面がこんがり焼けるので、サクサク感はあります。

チルドのマルゲリータにありものの玉ねぎとツナを足してチーズも増量で満足感大です。

糸引きも十分。

サンライズ。ネーミングが極上！

ここから笑い話です。

時は昭和50年代。

母親は仕事が忙しかったので留守が多く、娘のランチを祖母(母の母)に頼んで出かけることがしょっちゅうだった。

ある日、冷凍ピザがあったので焼き方を祖母に教えて出かけたらしく、とある土曜日にワタクシが帰宅すると、出てきたのは

ゆでピザ＿|￣|○ il||li

だいたい経緯はわかる。ばあちゃんは大正3年生まれ、それまでピザなんてどんなものか、どう料理するものか見た事もなかっただろうから、斬新なものの料理法もわからなくて当たり前。母親の説明の、「水を入れる」の段階での言葉不足と解釈の食い違いがあったことは容易に想像できる。

あまり記憶にはないけど、ばあちゃんには申し訳ないけど、食べなかったことだけは覚えている。

ちなみに、ばあちゃんの料理は絶品でした。餃子に冷やしそば、黄色いカレーにチラシ寿司。おせちも雑煮も、あの味を出す店舗には出会ったことが無い。

デカパンでピザを焼く