昔、パリのルーブル美術館に行った時
友人からモナリザは混むから朝一番に行ったほうがいいよと言われ、開館時間前に並び一番乗り。
誰もいないルーブル美術館のモナリザエリア。
スタッフのお兄さんにラッキーガールと言われ
モナリザを独り占め。3分くらい見つめていた。
ところがすぐに 人の波がやってきて
あっという間にモナリザの周りには人で溢れかえっていた。人、より先に私の横に現れたのは携帯電話を持った人の手、携帯、カメラ、スマートフォン、カシャ、カシャ、の音。
しばらくするとその波はひいていった。
また私はぽつんと一人になった。
モナリザをじっくりみた。
寒気がした。


外国の美術館はほとんどカメラokだけど、日本は
何でこんなに厳しいのか?と外人の友人に聞かれた。私は 確かに。日本も外国みたいに
カメラでなんでも撮れればいいのにねって
言ったけど、最近はそうは思わなくなった。

肉眼でみることの大切さについて
考えるようになった。

モナリザ前での溢れる携帯電話。
肉眼で1分も見ていなかった。
もったいないなぁ。
あんなにたくさん写真撮って、肥満にならないのだろうか、あの携帯電話。

今週末、秋祭りやります。ガールもマドモワゼルも元気に祭ります。
ぜひ肉眼で観に来てください。
(宣伝かよ!)