お友だちの大和田美帆ちゃん、高部あいちゃんが出演する舞台、
葛河思潮社の第二回公演「浮標」を観に、
世田谷パブリックシアターへ。

公演時間が、4時間10分あります、という演出の長塚圭史さんから直々のアナウンス。


始まったばかりなので、あまり話せませんが、
セットや演出も斬新でした。
スタイリスト伊賀さんの衣装たちも、素敵でした。



戯曲ということで、最初は、ありゃ、難しいかな・・・?
と思っていたのですが、
1930年代を舞台にした作品を、現代劇にしたということもあり、とっても観やすくて、
本を読んでいるみたいでした。
(戯曲ならば当たり前か・・・)


皆さんが発する言葉もとてもきれいで、惹きつけられました。



「死」という絶対的な恐怖を終始見せつけながらも、限りなく生を感じたのです。



死から生を生み出し、
生はすでに死を生み出す、
そんなことを考えさせられました。


生と死はやはり、同じ事なのだと。




ひとつの「死」は、周りに多くの「生」を与えます。
その「生」は、命そのものだったり、心の成長、豊かさだったり。

「死」から学べることが、たくさんあります。
近くに死を経験する度。

もちろん、到底慣れることはないけれど、
その度、温かい血液が、濃くなっていく感覚があるような気がします。


哀しい、寂しい、はもちろんあります。


葬儀や事務的な作業が終わり、
日常を過ごせば過ごすほど、
生きていた頃の日常がないことに気が付き、
悲しくなります。


でもまた、いない日常にも慣れて行きます。


思い出話なんぞが出来る日が来ることで、
そうすることで、
忘れないように、心の中、身体の中に、
ずっといてくれるんですね。






舞台はとにかく、
無駄のない、だけどぎっしりと詰まった、けどスマートな舞台。
わたしなんぞが上手く言えませんが・・・


4時間を感じさせない舞台でした。


そして、自分のルーツをたどりたくなった作品。




昼の部は完売がほとんど、
夜の公演は、まだ少しお席があるみたいなので、


ぜひぜひ!
観て欲しいと思います。

「浮標」詳細はこちら


新しい世界!!



photo:01


大和田美帆ちゃんと。
素敵だったわ。



高部あいちゃんとは写真撮り忘れた!
あいちゃんも素敵だった。



つくづく、
わたしはお友だちに恵まれているなぁ。


ほにゃす。