とうとう来ました最終シーズン。アメリカでは2013年に放送されました。
今秋新作が放映されるとのことです。キャスト、実際の放送スケジュール、早く知りたいところです。日本ではいつ放送でしょうか?
デクスター・モーガン(マイケル・C・ホール)と息子ハリソン。お気づきでしょうか。ハリソン坊ちゃんが代わっています!ジェイドン・ウェルズくんとおっしゃるようです。
まぁこのお坊ちゃんもなんと愛らしいこと。クルンチェフの双子ちゃん達にもほんのり似ています。
そして、最終シーズンに相応しく、スペゲスさんはこの方!
シャーロット・ランプリングです。
私の最近観た映画では「ベロニカとの記憶」に出演しています。
そして、シーズン7に続いてハンナ役のイヴォンヌ・ストラホフスキーもスペゲスさんです。
おっと、シーズン8に入る前に前回シーズン7のラストを説明せねばなりますまい。ネタバレとなりますのでご注意くださいね。
シーズン7の11話でデボラ(ジェニファー・カーペンター)を殺そうとしたハンナをそのまま野放しには出来ないと判断したデクスター、義妹への愛が勝りました。
ハンナの秘密に迫るルポライターのサル・プライス(サンティアゴ・カブレラ)を毒殺したハンナ。デクスターは犯行を示す証拠品をデボラに渡したのです。ハンナは逮捕されてしまいました。殺さないところがデクスターの愛ですね。ハンナはいっそのこと殺してくれればよかったのにって思ったようです。でも、囚人服着ても美しさは変わらず。
万事休すのハンナと思いきや、頭いいんですよね。行動力がある。諦めない姿勢がカッコいいです。
12話(最終話)では仮病を使って脱獄しました。
シーズン7の第1話からベイハーバーブッチャーが生きていることを疑い始めていたマリア(ローレン・ヴェレス)。拾った血液の検査に外部の検査機関を使ったことでもデクスターを疑っていたことは察することができました。
11話、最終話とヘクター・エストラーダ(ネスター・セラーノ)というデクスターの母親の仇である囚人を釈放して囮としデクスターを捕まえるつもりだったのです。
と、そこにデボラがやって来たのです!
またしてもこんなところにデボラーーー。
殺人シーンに2度目の闖入。処刑されたエストラーダ、気絶しているマリア。咄嗟にデクスターを狙うデボラ。目を覚ましたマリアはデボラにデクスターを殺せと言います。
デクスターへ向ける銃口は発射直前にマリアへと向けられるのでした。そしてベンチになったマリアでした。
のっけからネタバレで申し訳ないのですが、これ書かないとなんでデボラがこんなに荒れちゃってるのか伝わらないですよね。
本当にデボラ(ジェニファー・カーペンター)がかわいそうな第8シーズンです。
荒れに荒れて、警察も辞めてしまったデボラ
デクスターもデボラから殺されそうになったり、二人の関係がシーズン7より更に危ういものになっています。
ジェイコブ・エルウェイ(ショーン・パトリック・フラナリー)元警察官。調査会社を経営。
マイアミ警察を辞めたデボラはエルウェイが経営する調査会社に勤めています。
シーズン8の始まりには宝石を盗み売ろうとしているブリッグス(リス・コイロ)左を捕らえ宝石も取り返そうと潜入捜査中でした。
現場を抑えようと恋人になりきっています。勿論体の関係も有り。
もうかなり捨て身のデボラです。デクスターも心配しています。
でも、デボラにしたらあんたにだけは心配されたくないよってところでしょう。
1話目から荒れたデボラにびっくりさせられました。シーズン終盤には警察に戻るデボラですが、一時は全てをクインに打ち明けてしまおうとさえします。
もう、デボラが主役でいいと思う。
シーズン8の本筋とも言える話は“脳外科医”と名付けられた殺人鬼を追うことにあります。
エブリン・ボーゲル(シャーロット・ランプリング)はまだ被害者が一人の段階でマイアミ警察に現れました。一人だとシリアルキラーじゃないからね。三人殺すとシリアルキラーと呼ばれます。
ボーゲル博士はサイコパスを専門とする精神神経科医で、本部長代理トム・マシューズ(ジェフ・ピアソン)上やデクスターの義父ハリー(ジェームズ・レマー)下とも旧知の仲でした。
ハリーはデクスターが動物を殺して平気な顔をしていることからボーゲル博士に相談していたのでした。
そして“ハリーの掟”を作ったのも、デクスターに法で裁けない凶悪犯を殺害することを勧めたのもボーゲル博士だったのです。
ボーゲル博士はデクスターにとってのフランケンシュタイン博士だったという驚きの事実です。
フランケンシュタインというと創造主が怪物に殺されるという慣用句にも使われる言葉なので、ボーゲル博士の顛末が気になるところです。フラグ立っちゃったのかな。
ボーゲル博士の元にはマイアミで殺された被害者の脳の一部が送り付けられていました。
ボーゲル博士が今まで診た患者のサイコパスの中に犯人がいることは間違いないようです。
ボーゲル博士は患者に公には出来ない治療や指導をしてきたようで、この事実も伏せておきたいのです。
マイアミ警察に捜査協力を申し出たのも犯人に近づくためだったのです。
結構腹黒い人です。
そして犯人探しと犯人退治をデクスターに頼むのでした。
もう一つのシーズン8の重要なストーリーはハンナとの再会です。
シーズン7で脱獄したハンナはお尋ね者なのですが、カジノ王のマイルス・キャスナー(ジュリアン・サンズ)と結婚していました。
ところが相変わらずクズ男をつかむのが上手なのか、金持ちながらも束縛男のキャスナー、暴力的でもありました。
結果、ハンナとデクスターはまたも惹かれ合うことになります。
最後にはハリソンと三人で逃亡することも考えるのですが、本当に苦難続きです。
ジュリアン・サンズ、映画「ねじれた家」の長男役でした。イギリス人なのでイギリスのテレビドラマにも出演していますが、アメリカのドラマのゲスト出演も多いです。「24」「ゴッサム」「エレメンタリー」などなど。
ハンナはマイアミ警察だけではなく、クレイトン(ケニー・ジョンソン)連邦保安官と調査会社のエルウェイにも追われます。
ケニー・ジョンソンもドラマでよく見ますね。「コールド・ケース」が印象強いです。リリー(キャスリン・モリス)の恋人役でした。
今回の「デクスター」はデボラの苦悩、ハンナとの再会、脳外科医との戦いの三本立てです。
その他の気になる登場人物をご紹介。
マイアミコップ達
エンジェル・バティスタ(デヴィッド・ザヤス)
シーズン7では刑事稼業からレストラン経営に鞍替えしようかと目論んでいましたが、結局、デカからは足を洗えず。
いつも手近な女をつかまえるジョーイ・クイン(デズモンド・ハリントン)はジェイミー(エイミー・ガルシア)と付き合いますが、デボラのことは忘れられず。未練たっぷりです。
シーズン7から登場していました。クインと巡査部長の椅子を争うミラー(ダナ・ L・ウィルソン)
ニキ(ドーラ・マディソン・バージ)マスカ(C・S・リー)の親子。マスカが精子提供しただけなので、現れるまで存在すら知りませんでした。こんなこと、現実にもあるのかしらね。「ハーレクイン」だけかと思ったよ。
デクスターのお隣に住むキャシー(べサニー・ジョイ・レンツ)とキャシーの彼氏のオリバー(ダリ・インゴルフソン)
最初は美人で感じのいいキャシーをジェイミーがデクスターに紹介するのですが、異性には不器用なデクスター、気づけばキャシーはオリバーと付き合っていました。
何かとデボラを優先して、デボラを心配するクインに不満を持つジェイミー(エイミー・ガルシア)は学校の卒業も控え、そろそろハリソンのナニーも卒業です。
ある殺人事件で知り合ったザック・ハミルトン(サム・アンダーウッド)は容疑者(富裕層)の息子でした。実はメイド殺しの真犯人であり、サイコパスであることからボーゲル博士に会うようになります。ボーゲル博士の勧めでデクスターも関わり合い、弟子のように指導しようとします。
マイアミから出ることを考えたデクスターはシーズン3、故ミゲル・プラドの妻で不動産業を営むシル(ヴァレリー・クルス)に部屋の売買を頼みます。
結末はファンゆえにがっかりする人もあり、こんなもんだろって思う人あり、大満足に思う人もいるでしょう。
私としては80%くらい満足しました。
長くなりました。最後までお付き合いいただきありがとうございます。
おまけのハリソン達です。
明らかに別人な赤ちゃんハリソン。5人はいると思います。
これは!シーズン5の2話から登場のハリソン。
シーズン5の終わりに1歳を迎えますがまだクレジットはありません。
シーズン6第1話からエヴァン・ジョージ・クルンチェフとルーク・アンドリュー・クルンチェフのクレジットが入るようになりますが、シーズン5のハリソンと同じ子に見えます。エクボもあるし。
シーズン8で回想シーンに登場するハリソンです。
これはまだハリソンが生まれる前にデクスターが妄想する息子です。ブランドン・マイケル・バスくんです。
やはり妄想の大人ハリソン(17歳)。ルーカス・アダムスくんです。
そして最強にカワユス、あざとさも垣間見れるジェイドン・ウェルズくんでした。
もひとつおまけ部屋番号の謎
お隣さん「4Bのキャシーよ」って自己紹介したのに。
出てきた部屋は8B。
部屋番号がない日もある。
ちなみにデクスターの部屋は10B。
シーズン6で手狭だったから隣の部屋も買ったというエンジェルとのやりとりがあったので、9Bもデクスターのおうちだと考えると8Bが正解な気がしますよね。
どうでもいっか。