「 …これ?」
ーーーーええ… 兄さんが そう言ってました。
「 …そう… ホタル… 」
どんな意味があるのか 僕は
ユノの口から聞きたいと強く思った。
だから 手のひらの上の そのガラス玉を
また握ると ポケットに仕舞う。
「 彼が目覚めた時 返します。 」
彼女は黙って大きく頷くと
こちらを向いて言った。
ーーーー私 貴方にひどいことを…
ごめんなさい。 偏見…でした…
「 …いいえ、僕の方こそ 身も知らない
男が お兄さんに執着していたら 当然です。
でも… 安心してください、危害を加える気は
ないんです。 純粋な想いです… 」
ーーーー今では よくわかります。
これからも 兄さんのこと よろしくお願いします。
「 はい。 」
胸のつかえが取れた気がする。
彼の気持ちを無視して 僕がひとり
暴走している。
意識がないのをいいことに
まるで 熱心に愛し合っていた恋人同士の
ように 彼を扱って…
実際 僕と彼の間には 何ひとつ
確約なんてない。
僕が 惚れて追いかけているだけ…
だから今の状況は 彼に嫌われることも
別れを突きつけられることもなく
彼の手を取っていられるのだ。
…皮肉なものだね、ユノ…
だからこそ
貴方のそばにいられるなんて…
ーーーー チャンミンさん 今夜は
どうされますか? ここは 寝泊りも
できるのですが…
「 …え、 いいんですか…?
僕が 付き添っても…? 」
ーーーーええ、 チャンミンさんさえ
よければ 病院には 私から伝えておきます。
あ、でも… 平日だし お仕事がありますね。
「 いえ、それは 大丈夫です。
有給が たんまり残っています。 」
大袈裟に両手を 広げると 彼女が
指先を少し曲げて 口元にあて笑った。
その仕草が まるでユノみたいで
兄妹だなぁと 微笑ましく見た。
ーーーー夕食… よかったら運びます。
「 いえ、 後でコンビニにでも行きます。
貴女は 家に帰ってゆっくり休んで? 」
ニコッと微笑み 彼女は帰って行った。
廊下で後ろ姿を見送ると 病室に戻る。
ドキドキしていた。
ふたりで 長時間過ごせる事に慣れていない。
とりあえず ユノの顔を覗き込んだ。
「 今夜 泊まっていいことになったので
貴方が嫌だって言っても 僕はここで
寝ますからね。覚悟して?」
椅子に座って 何をするでもなく
ひたすら 顔を見ながら 手を握り
自分のことを話した。
さっき驚いた指の反応も 今は感じない。
また 深い眠りに落ちているのだろうか…
僕の声は届いてる?
僕の温もりは?
「 欲張りめ。」
自分を制しながら 話の続きを始めた。
つづく。
おはようございます。
昨夜から 顎関節症が酷くて
口も大きく開けられず 頭痛に襲われている
kieでございます… 誰か 解消法知ってる?
そんなことはさておき。
はい、ご一緒に 短っ‼️
まさかの短さに スクロールして
驚きましたです…
ご無沙汰しています。
今朝は 昨夜のトンペンさんのように
キラキラした秋晴れです。
嬉しいお知らせがきて 一気に
Twitterのタイムラインが賑わいました。
おすすめトレンドにも上がっていましたね。
私 夕方 チャーリーのトリミングの
お迎えと (チャリはスッキリだけど家は汚い)
ニトリに行っていて
スマホを忘れて行ってたんです。
その間に 来てたんですね〜
私のスマホ メールが届くの遅くて
ここちんに教えてもらって知りました😊
楽しみができて 俄然意欲が湧いて
まいりました。 色々頑張ろうと思います。
寒くなってきたので ようやく今年
コタツ布団を新調しました(ニトリ)
皆さまも 身体冷やさず どうぞお身体
ご自愛くださいね。
それでは。
いつもありがとうございます😊
ランキング応援もいつもありがとう。
休みがちで応援のしがいがないのに…
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