忙しい日②(造影CTの結果 転移疑いの白黒) | あれま膵癌ですか...はてさてどうしたものか。

あれま膵癌ですか...はてさてどうしたものか。

閉塞性黄疸→膵頭癌診断→手術不可でとりあえずの抗がん剤...
51才おやじ、2018年7月27日緊急入院からの日々の日記です。
筆不精で不定期となりますが自分の足跡を残すために、つらつらと書いていきます。
私の経験が少しでもお役に立てれば幸いです。

 

② 造影CTの結果


2月18日の造影エコー検査で見つかった肝臓の影に白黒つけて正体をはっきりさせるために

 

2月27日に造影CT検査をして

 

その結果を3月1日の受診時に聞く事になっていました

 

 

 


いまから思えばCT検査当日の午後にI先生に呼び出されたので、その時に一緒に聞く事もできたのですが

 


“肺の影”連絡で心に余裕がなくて聞けませんでした 

 

メンタル弱っ!(笑)

 

 

 

 

話しを戻して、I先生の話

 

 

 


やはり肝臓への転移です

 

 

 


一緒にCT画像を見ながら

 

細かいものを合わせると10個以上ありました

 

一番大きいものは2.5cmくらい

 

 

 


ほんの少しだけ望みをもってましたが

 

やっぱり転移確定でした

 

 

 

 

転移性肝がんということ

 

 


ですよね~

 

厳しい現実です

 

 


肝臓全体に広がっているのは

 

膵頭部の癌が血管に絡んていて
(その為手術不可)

 

その1本が門脈

 

門脈は腸から栄養素を吸収した血液を肝臓に運ぶ血管だそうです

 

その血管に癌が絡んでいるので癌細胞も流れて

 

肝臓全体に供給(?)されてしまったようです

 

 

 

 

2か月前(12月28日)の造影CT検査の時には肝臓に問題はなく

 

腫瘍マーカCA19-9の値もアブジェム開始後は320~350U/ml程度で

 

正常値の上限37を大きく上回っているものの

 

昨年8月下旬~10月末にFOLFIRINOXを4クールまで実施した時の285~398U/mlと比較してもそれ程上昇はなし

 

なのに不思議です

 

 

 

強いて何かあるとすれば

 

別の腫瘍マーカのCEAが

 

FOLFIRINOX期間中は1.3~3.6ng/ml(正常値0~5)だったのが

 

アブジェムに変えてから5~5.3 ng/mlへ上昇した事くらい

 

ただ、上昇といっても正常値上限を少し超える位

 

 

 

 

もう一つは2月6日頃から感じていた

 

胃の裏側あたりのチクチクした痛み位ですが

 

 

この痛みも大して強い痛みではなくて、しかもチクチクする場所は左右に移動

 

また数時間で治まってしまう

 

といったものでしたので

 

I先生に伝えはしましたが、それ程主張ませんでした


今から思えばこれが予兆?

 

いやぁ、無理でしょう、あの時点で強く主張するのは...

 

 


このCEA値の変化と軽めのチクチク痛みだけで肝臓への転移を疑うのは難しそう

 

 

 

 

癌は一人一人で異なる病気だと思います


特に自覚症状や副作用、どの副作用が辛いのかなどは私にしか分かりません

 

なので、主治医に任せっきりではなく

 

“私の癌”の一番の専門家である私自身が積極的に関わっていこうと思っています

 

他の症例をたくさん見ていて、知識豊富なI先生とのタッグを組んで

 

治療に取り組んでいます

 

今のところ良い関係が出来ていると思っています

 

 

 

このチームで転移の予兆を見つかられなかったので

 

受け入れるしかありません

 

 

 

 

気を取り直して

 

治療についてI先生と話し合いました

 

膵頭部癌から肝臓への転移が確定したので、今後の治療は以下の方針で進める事になりました

 

・抗がん剤FOLFIRINOXによる化学療法で行く

 

・並行して新薬のキイトルーダ使用の可能性は探っていく(MSI-Highの検査を急ぐ)

 

・肝細胞癌の単独治療はしない(出来ない)。
 理由は、治療には例えば外科手術、穿刺局所療法(針を刺してラジオ波などで焼く)、放射線治療などの候補はあるが、癌の数が多いこと、膵頭部の腫瘍から次の癌細胞が流れてくることでイタチごっこになるので意味がない

 

 

現時点では上記の治療方針ですが、今後も他の可能性、選択肢を模索してやれることは何でもトライします

 

I先生と一緒に頑張ります!

 

 

 

 


診断の結果は一番に妻へ説明をしたのち、いつものように子供たちにもすべて伝えました

 


妻も私と同じように「もしかして間違いかも」と一縷の望みを持っていたと思います

 

妻のがっかりを思うと

 

また、結果を聞いてからの気丈な

 

「しゃあないじゃん」 には心が痛いです

 

ゴメン、また心配が増えちゃって

 

ホントにゴメン

 

 

 


僕も頑張るから

 

めげないよ!

 

 

 

 

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