耳鼻咽喉科 頭頸部外科 頭頸部がん専門医に診て頂く事が重要だと思います。
しかしながら、頭頸部がんは、発見が容易でなく、患者さんも受診科を迷う事が少なくないです。
歯科医院で口腔内腫瘍(中咽頭部)が発見された場合、
近隣の口腔外科へ紹介され、さらに悪性腫瘍であれば病院歯科口腔外科で入院手術となる事が多いです。頭頸部がんの特徴はリンパ転移を繰り返しながら、肺 食道 胃 肝臓 腎臓 脳 全身への浸潤があります。
耳鼻咽喉科学会の指針です。
開業耳鼻咽喉科を受診した場合でも、頭頸部のがん発見は難しいです。受診する耳鼻咽喉科医師の経歴を確認して、がん拠点病院の勤務歴や、がん治療認定医、頭頸部がん専門医でなければ、内視鏡だけではわからない事が多いです。しかし、ファイバーで診て頂く事はお勧めします。
開業胃腸科を受診される事もお勧めします。受診前に胃カメラの予約も忘れずにする事です。食道、胃、十二指腸の内視鏡検査が有効です。
胃腸科医師の経歴として
日本消化器外科学会専門医
日本内視鏡外科学会認定医があれば内視鏡でのがん発見率は高くなります。
開業内科医を受診して、肺がんの検査を受けられる事もお勧めします。肺CT、腫瘍マーカー、リンパ球、Fe、フェリチン、TIBC等血液検査を受けて下さい。
日本の健康保険制度、一般健診では、
初発、原発巣頭頸部がんの発見は容易ではありません。
患者さんが頭頸部がんの勉強をして、頭頸部がん専門医に診て頂く事が重要ですね。
医療技術は日進月歩です。僕が大学で習った知識も、他科の事になれば役には立ちません。医局制度、前医に返す制度は日本では当然の事となっています。セカンドオピニオン制度が始まっていますが利用には困難さが伴います。
頭頸部がん暫定指導医名簿
個人的な意見として、相性の良い先生を探しましょう。