サリン事件

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サリン事件で死刑になった中川氏の
自叙伝じゃない。
 
科学者の杜先生が医師であり化学者
としての中川氏と向かい合って淡々と
書かれた本。
 

 

 

わたしと中川氏は、同年代。

そして、彼が京都府立医科大の学生

だった時に、わたしは、京都府立医科大学の

ハンドボール部と野球部のマネージャーを

していた。

 

もちろん、中川氏のことは知らない。

でも、なんとなく、気になって読んだ。

 
そこには、弁明も何もなく、ただ
化学者として、杜先生との対話が
書かれている。
 
読み終わって切なくなった。
 
中川智正氏、もし、麻原彰晃などと
知り合わなかったら、良い医者になって
いたかもしれない。
 
無期懲役になっていたら、国家のために
役立ったかもしれない。
実際、金正男のVXのことなども詳しい。
 
被害者のことを考えると死刑なのかも
しれない。でも、死刑しかなかったの
だろうか。
 
誰が、オウムを宗教法人として認めたのか。
どうして、もっと早く手が打てなかったのか。
いろんな疑問も浮かぶ。
 
そして、化学兵器の怖さ。
オウムのやったことに、まずアメリカが
関心を示したこと。
 
化学者としての立場から書かれたこの本。
でも、いろんなことを考えさせられた。