前回は、衝撃波を繰り出す異能力者のリム・ジェソク(演者 キム・ジュンヒ氏)が現れて、チョンウォン高校の校舎の一部を崩落させるほどの闘いが始まり、その様子を監視カメラで観ていた北朝鮮のキム・ドクユン隊長が、飛行能力者のチョン・ジュンファ(演者 ヤン・ドングン氏)にすぐにチョンウォン高校まで来て参戦するように…と指示を出したところまでを紹介しました。
招集命令を受ける前の飛行能力者チョン・ジュンファは、傷つきながらも協力したキム・ボンソク(演者 イ・ジョンハ氏)とチャン・ヒス(演者 コ・ユンジョン氏)の反撃で気絶状態にありました。
ボンソクは空中から降りてきて、ヒスのけがを心配しますが、ヒスの方も傷だらけのボンソクの事を心配します。
回復能力者の血が遺伝していることを既に知っているボンソクに「父は撃たれても無事だった。だから(私も)平気よ」なんて説明するのですが、ボンソクは
『そんな問題じゃない。 超能力者でも君は人間だろ? 好きな子が殴られたら…』
…と、ぽろっと本音が出てしまいました。
「え? 今、おかしな言葉が混じってたわよ」と言うヒスに、
『何、 どれ?』と ごまかそうとするボンソク。
「好きって。 わたしを”好きな子’と」
「変な告白のされ方」…なんて呆れながらも「私も(好き)よ」とほほ笑むヒスでした。
その言葉を聞いて笑顔が開くボンソクの顔~。
傷だらけの顔でも、やっぱりボンソクの笑顔は可愛いっす
・・・と、甘い告白タイムもつかの間! 気絶していた飛行能力者チョン・ジュンファが目覚めます。
北のキム・ドクユン隊長からかかってきたハンドフォンの着信音によってチョン・ジュンファが覚醒したのでした。 彼は隊長へ「確認しました。(ボンソクとヒスの)ふたりとも異能力者です」などと 報告しています。
すると、電話の向こうのキム・ドクユン隊長は、
「状況が切迫している。早く来い」と命じます。
『今すぐですか?』と問うチョン・ジュンファに隊長は、
「生徒の親が来た。 キム・ドゥシクの妻だ」と告げます。
そして、この二人の会話は母親ミヒョン譲りの高聴力を持つボンソクの耳にも聞こえていました。
「母さん?」と近寄ろうとするボンソク達にチョン・ジュンファは銃口を向けて、
『お前たち、ついてくるな!』と警告します。
母を心配して「どういうことだーっ!」と叫ぶボンソクに向けて銃を構えなおすチョン・ジュンファを観たヒスは、とっさにボンソクの前にかぶさって自分の身体で彼を守ろうとします。
そのまま引き金を引いて弾丸を放ったチョン・ジュンファは、倒れる二人を置いてスポーツセンターの窓から高速で飛び出すのでした。
一方、チョンウォン高校の校舎内では、衝撃波を繰り出す異能力者のリム・ジェソクとチャン・ジュウォンが闘っていました。
懸命に駆けるジュウォンが相手にたどり着く前にリム・ジェソクが衝撃波を放ちますが、ギリギリその波を避けたジュウォン。
そしてその頃、ジュウォンに倒されていた回復能力者のクォン・ヨンドゥク(演者 パク・グァンジェ氏)が再び目覚めます。
さらに一方、崩れた教室跡では瓦礫に体を挟まれた3人の内、右手が自由になるガンフン(演者 キム・ドフン氏)は父親のイ・ジェマン(演者 キム・ソンギュン氏)が「手が痛いだろ、やめるんだ!」と止めるのも構わずにコンクリートの壁を壊そうとして拳で叩き続けています。
そこで画面は校外に異動し、故障したバスのバッテリー交換修理をしてもらっていた、元イナズママンの運転手チョン・ゲド(演者 チャ・テヒョン氏)が映ります。バスの横に立つ彼は、上空を飛ぶ人影(北の工作員チョン・ジュンファ)を認めていました。
またカメラが戻ったスポーツセンターでは、倒されていたボンソク達が立ち上がりますが、ボンソクに当たるはずだった銃弾はヒスの左腕の骨に当たって止まっていました。
「血が流れてる」と取り乱すボンソクに向かって、
『はやく お母さんの所へ行って! すぐ追いかけるから』と促すヒス。
ヒスの言葉に頷くと、ボンソクはその場から飛び立つのでした。
(Go、Go、ボンソクーーー!)
幹線道路上を飛び始めた最初は、「若葉マーク」のヘナチョコ飛行で、カッコ悪い飛び方のボンソク。 ビルに激突寸前でギリギリ避けるような場面もあります。
しかし、次第に速度も上がり、姿勢もバランスよく、イイ感じになってきます。
調子を上げてきたボンソクは、最後には「梅干し食べてスッパマン!」じゃなかった、『SUPERMAN』みたいに、(…父親のキム・ドゥシクみたいに と言うべきか…)ビルの谷間を飛んでいきます。
さらにまた場面は変わって、バスの運転席でヒスが落とした携帯の充電器を握って二人の少年・少女のことを思うギドの姿、つづいてガンフンと彼の活躍で何とか瓦礫の下から出る事が出来た父ジェマンとイルファン先生の姿が映ります。 この3人は血と瓦礫ぼこりとでゾンビのような姿になっていました。
ジェマンは立ち止まり、
『ガンフン、絶対に父さんが守ってやる』と言い残すと、二人から離れてジュウォンが闘っている方へと去っていきました。 イルファン先生は「お父さんは大丈夫だ。とりあえず校舎の外へ出よう」とガンフンを促します。
ジェマンは校舎の壁を突き破り、イム・ジェソクが衝撃波を打ち出す前に、彼を廊下の奥の壁まで弾き飛ばします。 その姿を見たジュウォンは、
『ありがとう、お前の息子が うちの娘を守ってくれた。 いい息子だ』と、自分を守ってもらった事よりも、ガンフンにヒスを守ってもらったことに対して感謝の言葉を述べるのでした。
ジェマンの方も「うちのガンフン」と誇らしげに微笑みます。
出会った最初は殴り合いした二人なんだけどね~
・・・ということで、
これから今日の仕事の資料作りもしないといけないので、
また股また股、ごめんなさい
この続きは(その4)で書かせて頂きたいと思います~
執筆者への愛のムチを
頂けましたら幸甚です