13:00 手術

 

台に仰向けになる。

心電図とか血圧計とかいろいろ

腕や胸にペタペタ。

 

手術着とパンツを脱がせてもらい

腕と足を台に固定。

 

この間ずっと身体に布を被せたままにしてくれてるから恥ずかしくなかった。

 

麻酔医さんが点滴を何かしたらすぐに視界がぐらぐらしだす。

 

意識して深く呼吸をして下さいと言われる。

 

意識しないと深く呼吸をするのを忘れちゃうほどぐらぐら。

 

水中から水面を見てる感じ。

 

深い呼吸をあと10回して下さいと言いながら

マスクを付けてくれる。

 

呼吸に集中しなきゃーとそっちを頑張ってたら

いつの間にかおちた。

 

まさかの、10数えましょーってやつやらないパターン!

いくつかなー?って少し楽しみにしてたんだけどね・・・。

 

「もうすぐ手術だね」って夢を見てたら

「終わりましたよー」の声で目覚めて驚く。

 

嘘だろ?と驚き戸惑ってると、

少しずついろんな感覚が戻ってくる。

ほんのり痛みも感じるように。

 

だが、それと同時にどんどん呼吸が苦しくなる。

(ここからは個人的な問題が発生します)

 

深く呼吸をしても全然届いてない感じ。

 

苦しさで辛くて、意識が遠くなる。

 

寝たらヤバい気がして意識を保たねばと

一生懸命呼吸をしながら必死に状態を細かく説明する。

 

寒くないのに身体が震えだす。

 

震えが足元から全身へ、勝手に脚が跳ねるほどの震え、

さらに歯がガチガチいうほど強くなる。

 

どうやら薬でアレルギーが出たらしい。

 

会わない予定だったのに先生達が戻ってきてくれて、

居るから大丈夫だよって感じに覗きこんでくれた。

 

嬉しいような、先生達が戻ってくるほどの急変なのかと

少し不安になるような・・・

何ともいえない複雑な気持ちになる(笑)

 

全身に一気に蕁麻疹が出てきたと話してるのが聞こえる。

 

手術室でそのまま処置をしてもらうが、

朦朧とするほど苦しくて目を開けてるのがやっとだったから

何をしてもらったのかは覚えてない。

 

少し楽になってきて、自分の腕を見たら

一面赤い鱗模様みたいになってて

見なきゃ良かったと後悔する(笑)

 

身体や脚は腫れ物やみみず腫れが出て、

口元と目元も腫れてると言われる。

 

いわれてみれば確かに、目元に熱を感じるし、

口元がアナゴさんな感じがする。

 

口の中も喉の中も腫れてる感覚。

(歯医者さんで麻酔した時に近い)

 

まだ息苦しさはあるものの、だいぶ落ち着いてきたから病室へ。

 

この時の寝たらヤバいって抵抗の影響からか

手術直後なのにすごく元気だった(笑)

 

全然眠くないし、痛みもあんまり無いし、

絶対安静が辛かった・・・。

 

1時間置きに看護師さんが検温などに来る。

 

ずっと微熱。37度4分位。

(手術した後は微熱が続くらしいです)

 

17時過ぎ頃、暑くなってきたから電気毛布を取ってもらう。 

 

3個目の点滴の時に

「それが痛み止めですか?」と質問すると

痛み止めは使ってないと言われ驚く。

 

術後からずっと喉がイガイガしてて

くしゃみのような咳をした時は

さすがに痛くて静かに悶絶(笑)

 

18時頃には蕁麻疹がほぼ消えたけど、

目元と口元の晴れがまだ残ってる。

 

19時頃からアレルギー用の薬が追加される。

 

元気だから右腕についてた血圧計を外してくれた。

 

ベットも少し起こしてもらう。

 

暇だから起き上がって絵でも描きたいといったら

さすがにそれはダメらしい。

 

お腹が空いたような気がするけど

我慢出来るのは点滴のおかげか

 

というか、普通は感じないはずの空腹を

卑しさが勝ってるのか・・・。

 

水分補給がとにかく待ち遠しい。

 

20時半頃に新しい点滴2個

 

腸を動かす薬だから、吐き気が出るかもと。

 

21:00 消灯 

 

少しむかむかして気持ち悪い。

 

22時半頃また血圧計をつける。

 

23時半頃に抗生剤を打って点滴終了。

 



 

点滴外すとこんな感じに固定してくれます。 

 

明日からも点滴をするし症状次第ですぐ対処出来るように

針は付けたままにしておくらしいです。

 

「まだ腫れてるね、大変だったね、薬のアレルギーは恐いから

変化があったらすぐ申告してね」

と、看護師さんに念を推される。

 

やっぱり覚醒直後の急変は結構酷い状況だったらしい。

 

0時頃やっと少し眠気を感じ始める。

 

寝なきゃと思いつつ、これは正常な眠気なのかと

悪く疑ってしまい寝るのが少し恐い。

 

明日ちゃんと目が覚めますようにと祈る。

 

「心拍アラームも付いてるから何かあっても

直ぐに対処するから安心してね」

 

と言われる。看護師さんはホントに優しいなぁ。

ありがたやありがたや。