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というわけで、久々の初聴き即レビュー!

特撮の
「パナギアの恩恵」!

待ってましたよ~!

オリジナルアルバムとしては、2005年の
「綿いっぱいの愛を!」
から実に7年振り。



とりあえず一通り聴いてみた感想は……

「大人っぽく進化したロックな特撮!」

という感じです。

原点回帰というか、オーソドックスなロック曲が多いですが、やっぱり特撮ならではの個性的な部分もいっぱい!
深いです。



以下、ネタバレ感想になります~。



※特撮「パナギアの恩恵」初聴き即レビュー※



#1.薔薇園 オブ ザ デッド
作詞:大槻ケンヂ
作曲:NARASAKI


ヘヴィなNARASAKIのギターリフに、エディのピアノの分散和音が乗る……
まさに、「特撮」サウンド!


薔薇園!オブザデッド!
薔薇園!オブザデッド!


ライヴ映えしそうな曲……!
(^-^)

意外にオーケンは、植物オタクでもあるんですね~。
深読みしたくなる歌詞になってます。



#2.くちびるはUFO
作詞:大槻ケンヂ
作曲:NARASAKI


!?
インドっぽい雰囲気から、古いロックっぽい曲調に……

ARIMATSUのドラムが、重い!

オーソドックスなロック曲ですが、やっぱりエディのピアノが乗ると、特撮ならではの曲になりますね~。



#3.タイムトランスポーター2「最終回 ジャンヌダルク護送司令・・放棄」
作詞:大槻ケンヂ
作曲:NARASAKI


曲名が、長っ!w

この曲も、懐かしい感じのロックです。

小説のような歌詞……!

チープなB級テレビドラマの映像が浮かびます。

ジャンヌダルクに対するオーケンの優しい視線……
この歌詞は、いいなあ。

優しいまま、終わります。



#4.GOGO!マリア
作詞:大槻ケンヂ
作曲:NARASAKI


ちょっと現代っぽいサウンドに変わって……
ゆったりとした、横揺れ曲。

なんか、ARIMATSUのドラムが、進化してる~!

この曲も、ライヴ向きな曲ですね~。



#5.桜の雨
作詞:大槻ケンヂ
作曲:NARASAKI

あれ!?このリフは……
Coalter of the Deepersの「WATER BIRD」にソックリ……!?

と、ビックリしましたw

ピアノの音が、雨を表現している……

雨の日に、聞きたくなる曲、かも。

ちょっと切ない、パワーバラードです。

繰り返されるピアノリフから、優しく降る雨と、舞い散る桜が同時に思い浮かぶ……



#6.Arion~Hommage a Claude Debussy
作曲:三柴理


「ドビュッシーへのオマージュ(尊敬)」
と題された、ピアノ曲です。
純クラシックピアノですね。
非常に美しい……!

さすがはエディ。

ものすごく繊細に、ピアノを弾いています。

「優しい朝の日光」
というような雰囲気ですね~。


#7.鬼墓村の手毬歌 (Short Edit Ver.)
作詞:大槻ケンヂ
作曲:NARASAKI&三柴理


この曲は、特撮のライヴDVDの購入特典曲でした。
私は手に入れてませんので、初聴きです。

妖しいイントロから始まって……
大人っぽいロックへ。

オーケンのヴォーカルと、女性ヴォーカルが絡み合います。

女性ヴォーカルは、5人使われてるのかな?
豪華です。

歌詞は、横溝正史的な……
大正探偵文学を思わせる内容ですー。

!?
途中から、オーケンの語り芝居が……!w
探偵ミュージカルだ!

「手鞠歌」に対する探偵の推理が語られます~。

コレ、ライヴで再現するのかな~?
(^-^;)

一人芝居状態!

「アナタですね!?」



8.13歳の刺客 エピソード1作詞:大槻ケンヂ
作曲:三柴理


急に、映画音楽みたいな重厚なサウンドに……!
さすがはエディ作曲。

か、カッコイイ……!

また、曲の途中に芝居が入ります~w

この曲は、B級時代劇の画が思い浮かびますね。



9.じゃあな
作詞:大槻ケンヂ
作曲:NARASAKI


「青春パンク」って感じの曲です。
実にストレート!

オーケン、まだこんな歌詞が書けるのね~。

ARIMATSUのドラムが、楽しそう!w

「中原中也」の詩が引用されている!
嬉しいです。

まだオーケンは、青春だ。

「じゃ~~~っな~~!!」



10.ミルクと毛布
作詞:大槻ケンヂ
作曲:大槻ケンヂ


……また赤ちゃんネタかっ!?w
(ツッコミ)

いや、優しいバラード曲ですよ。
(^-^;)

なんというか、「孫を見つめるオーケン」の画が思い浮かんでしまう……w

非常に優しい雰囲気で、アルバムは終わります。




……………………
……………………

というわけで、全10曲、46分55秒!

「大人のロック」へと進化した特撮サウンドでした。

しかし、なんというか……
「大人のロック」
なんだけど、オーケンならではの「大人になりきれない感」も見え隠れして、つまりは……

特撮ならでは!

です。(笑)

特撮ならではのロックが聴きたい方は是非!

オーケンの歌詞は、極まってます。



へそ天!
ゆないキズトでした~!