筋肉少女帯の奇跡-110815_2042~01.jpg

雨宮処凛さんの
「生き地獄天国」
が面白かったので、コチラを手に入れて読んでみました、
「雨宮処凛の闘争ダイアリー」!

2007年~2008年の雨宮処凛さんの活動が記録されたエッセイ集です。

しかしエッセイではありますが、「武闘派」!

現代日本の問題点の数々と、それらとどうやって闘っていくか……
というコトが書かれています。



……なんか最近、「生きにくい」と感じませんか?
……感じない方は、きっと幸せです。
でも「生きにくい」と感じたとしても、何が原因かよくわからない。
日本は少しずつ変化しています。それも、悪い方向へ……。

終身雇用制は崩れ、30代以下の三人に一人は非正規雇用、という実態。
「生活保護」をなるべく受けさせないように導く役所の人間。
正社員は正社員で、長時間労働を強いられて過労死寸前……

あれ!?いつからこうなった……?

それに雨宮処凛さんは疑問を持ち、雨宮処凛さんなりに戦っていきます。

ひたすらデモと集会、という方法ですが、少しずつ新しいつながりができて、成果も出てくる。

松本哉さんが、区議選に立候補して、合法的に大騒ぎする、という活動にはビックリしました。
そういう方法もあるのか~。
(区議選には30万円の供託金で出馬できて、「選挙活動」と称すれば大騒ぎしても大丈夫)



とにかく、「デモ」をやるのが楽しい、という雨宮さん。
私も去年、「普天間基地問題」のデモに日比谷公園の近くで偶然出会って、
ちょっと参加してみたりしましたが……
うん、「叫ぶ」のはとりあえず楽しいな、と。
思います。

いいじゃないか。時々は叫ばないと。
(^-^;)



この本の最後には、あの経済学者、森永卓郎さんと雨宮処凛さんの対談が載っているのですが、
森永さん、テレビで見かけるようなおちゃらけた感じではなくて、(笑)
マジメにわかりやすく、
「なぜ日本がこうなったか」
について説明してくれています。
コレはとても勉強になる。さすがは経済学者。

要するに、日本はアメリカの後追いで、勘違いのようなカタチでアメリカの経済政策をマネしてしまった……
つまり、いまの社会状態は確実に「間違い」です。
アメリカも現在、失敗状態なので……。

この対談だけでも、本一冊分の価値があるのでオススメです。


しかしもっと早く雨宮処凛さんの存在を知っていたらなあ……。
私もデモに参加していたかもしれない。

とにかく、今後も雨宮処凛さんの活動に注目です!



へそ天!
ゆないキズトでした!