というわけで、ロバート=A.ハインライン!
「月は無慈悲な夜の女王」
が面白かったので、続けてコチラを読んでみました、
「宇宙の戦士」!
(1959年作品)
あのB級映画、
「スターシップ・トゥルーパーズ」
の原作小説です。
私は「スターシップ・トゥルーパーズ」も好きな映画です。
「反戦映画」として観るのが正しい映画ですね。
そして、この原作小説
「宇宙の戦士」
はどうだったかというと……
この小説、実はSF小説ではない……ような……気がする……。
というのは、小説の半分が、軍隊の新兵教育のリアルな描写に使われている……!
さらに残りの半分の半分くらいは、「軍隊の士官の正しい心構え」的なコトが書かれている……!
おいおい……。。
なので、「SF小説」というよりは「軍隊小説」なのです。
ロバート=A.ハインラインは実際に軍隊に所属していた経験があるらしく、かなり細かく軍隊生活のコトが書かれています。
もちろん、「SF」的な、宇宙へ出かけて、異星人の「クモ」と戦う、という場面もありますが、それよりは軍隊生活の場面のほうが印象的だという……
かなり騙されました!(笑)
当然、映画版とはかなり違います。
一部、青春小説のような部分もあり……
途中、「??……SF読んでるんだったよな??」と、何回も思いましたね。
たぶん、ちょっと書き換えれば、「ベトナム戦争小説」とかに変換できます。
まあ、「月は無慈悲な夜の女王」でも、かなり濃い政治的なハナシの部分もあったので、
ハインラインはSFのカタチを借りて、書きたいモノを書いているだけなのかもしれません。
なぜか、挿絵は「スタジオぬえ」(宇宙戦艦ヤマトやハーロックのメカデザイン担当)
が書いています。
そうそう、この小説は「機動戦士ガンダム」にも影響を与えているらしいですね。
ただ、始めから「軍隊小説」と思って読まないと、結構大変かもしれません……
(^-^;)
というわけで、ハインラインは変わり者だっ!(笑)
そういう結論で、
「宇宙の戦士」の感想でした!
へそ天!
ゆないキズトでした!
