樹脂部品問題 | 「クルマ離れをぶっとばせ!」

「クルマ離れをぶっとばせ!」

クルマ好きが嵩じて彼女までポルシェに見えてきました。というわけでポルシェ買います!毎日クルマを探してます。それが人のお役に立つことも増えてきました。みなさまのクルマ選びのお役に立てたらうれしいです。

こんにちは。

 

「毎日更新」を謳いながらすっかり更新を怠っているダメな私をお許しください。

 

しかも、いきなり懺悔から始まってすみません。

 

ところが、毎日更新をしていないというのに、来訪者様が絶えることがないのも事実で、これもひとえに一年間は公約通り毎日更新をしたおかげで過去記事を眺めてお帰りいただけているからだろうと冷や汗をかきつつも一人胸を撫で下ろしています。

 

世間はお盆休み真っ只中なんだそうですが、当家では通常通りの、いや通常以上の忙殺ぶりで(しかもエアコンは無い)一時間おきに行水したいもののもちろんそんなわけにもいかず、汗をダラダラかきつつ仕事や雑事に奔走しております。

 

そして、日本列島には台風が忍び寄っても来ているということで、行楽地やイベントなどにも少なからず打撃があるらしく同情の念を禁じ得ません。

 

8月15日に京都の花背という山の奥で「松上げ」という珍しいお祭りが毎年開催されているという情報を聞きつけ、現在クルマを所有していない我が家では花背までのアシを調査した結果、京都バスがチャーターする「花背松上げバスツアー」に参加するのが一番よろしいということになり早速京都バス会社に電話をしたところ、可愛い声の女性のオペレーターさんに「花背の松上げは台風接近のため中止になりました。従いまして、バスツアーも中止です」と二段論法で説得させられたことでようやく今回の台風の脅威を思い知らされた今日なのでした。

 

「クルマ離れをぶっとばせ」大仰なタイトルにしてしまったものだなぁと自戒しつつ「タイトルは災いのもと」とならぬよう今は身体はクルマから離れてしまっている僕だけど、心までは離れないようにと道ゆくクルマから得るインスピレーションを心のメモに書き留める日々なのです。

 

今日はそのメモ帳からピックアップした話題を認めましょう。

(『みとめましょう』としか読めませんけど『したためましょう』ね)

 

さてそれは「樹脂部品問題」いかにも大雑把ですね。自動車なんてものは8割は樹脂部品で構成されてるわけですから、樹脂部品を問題視したらそれはもう自動車全体が大問題の塊になってしまうというわけで・・・。

 

まぁ否定はしませんけれど、今日語りたいのはそのことではありません。

 

「ヘッドライト(カバー)の樹脂部品問題」です。

 

突然問題が矮小化かつ身近なものになりましたね。

 

幸いなことに僕が乗り継いで来たクルマのヘッドライトカバーは樹脂部品だったことがなく、紫外線による黄変問題にアタマを悩ませたことはなかったんですが、ホームセンターやオートバックスなどに行けば「ヘッドライトの曇り黄変取り」用のケミカルグッズが一定量棚を占拠していることや、ネットをちょちょいと流せば「ヘッドライトを透明に戻すには虫除けスプレーが効く!」などの民間療法的な情報が横行していることなどからも世間の多くの自動車オーナーの皆様におかれましてはヘッドライトカバーの黄変問題やヘッドライトカバーをいかにクリアに保つかに腐心されているということは東京オリンピックを開催すべきか?否か?の次くらいに大問題なのだろうということは手に取るようにわかってしまうのです。

 

(今日はどういうわけか長文化する傾向にあります)

 

それに、街ゆくクルマのヘッドライトカバーが見事に曇っているという事実が十分証明していますよね。

 

「なんで昔みたいにヘッドライトカバーがガラスじゃ無いの?」

 

いや、「ヘッドライトカバー」となると昔から樹脂だったような気もします。

 

しかし、問題はヘッドライトレンズですよね。レンズは樹脂だと困る。簡単に交換はできないし、当然光量が落ちるという直接的な影響も出る。

 

歴史を辿るとマルチリフレクションヘッドライトやキセノンヘッドライトなんかが世に出て来た時代あたりが怪しいんですよね。

 

元来ヘッドライトはいわゆる白熱球の無指向性の光源に指向性を持たせるという効果がありました。

 

そのためにレンズ(へッドライトカバー)に無数の切り込みを設計して削り込む必要があった。

 

「ヘッドライトの内部の反射で白熱球の反射方向を制御する」というのがマルチリフレクションヘッドライトです。

 

ヘッドライトの内部で設計が完了するので、カバーは素通しで良いということになります。

 

この発想はカーデザインにおいて革命的な出来事でした。

 

小糸と協業する必要がなくなるし(想像です)ヘッドライト周りのデザインの自由度が飛躍的に向上するしもちろん見た目も洗練化されるし過去モデルを陳腐化させることも容易になるし、小糸と協業する必要がなくなる(想像)。

 

(僕は旧車好きなので小糸大好き。というフォロー)

 

マルチリフレクションヘッドライト以前のカーデザインは昔の自動車カタログや高速有鉛などを見ていただくとお分かりのように丸か四角のものがほとんどです。たまに変形のデザインもありましたが、それもレンズには光源拡散用の切り欠きが無数に入っていて、当然素材はガラスでした。

 

ガラスの素材としての安定性は今ここで語ることもないほどみなさんご承知の通りです。

 

しかし、ガラスは製造へのハードルが高い。

 

マルチリフレクションヘッドライトが登場してからというもの、形状の自由さからと製造の独占化のハードルが下がったせいでヘッドライトカバーの素材が一気に樹脂になったんですね。

 

現在皆さんのアタマを悩ませる「ヘッドライトカバーの黄変化問題」の発端はここでした。

 

どれくらい時間が経過したか?と言うと体感的には30年くらいじゃないでしょうか?

 

ヘッドライトカバーが樹脂化してありがたがっていた時代はとっくに終わっています。

 

消費者はヘッドライトカバーが黄変化することにアタマを悩ませていると言う以前に、前提として「ヘッドライトカバーと言うものは黄変するものだ」と思っている世代が多くもなっているんです。

 

カーデザイナー諸氏、このことをどう捉えますか?

 

自分がデザインしたモノが困ったものとして況してや残念な諦めざるを得ないものとして迎合して生活に埋め込まれているんです。

 

「昔できていたのに、今はできない」なんて言うことはないはずです。

 

日々の流れで「ヘッドライトカバー製造素材承認書」に「樹脂」と書いてハンコをついていませんか?

 

30年前から樹脂になっちゃってるんですから、よほど旧車好きでない限りヘッドライトカバーの素材が樹脂なのは当然のことなんでしょう。

 

製造ラインに新たに「ガラス用の炉」を加えることは難しい。

 

わかります。わかりますが、レクサスの回で書いたように、その他のパーツの完成度は究極に高いんです。もちろんお値段もそれなりに。

 

高級車クラスからでも構わないので、ヘッドライトカバーをガラスにしましょうよ。

 

画像元:http://kspec-now.com/2017/11/17/2444/

 

お願いいたします。

 

(すでにガラスのもあるよ!と言う情報もお寄せください)

 

では、また!